及川恒平
イギリス館コンサート
voL.11
僕は
そのころ
横浜を見つけた。
イギリス館

2000年10月21日(土) 開場6:00 開演6:30

正面玄関
 
コンサート案内
 

Host 及川恒平
Guest 小室等
Special Guest 小栗佳子(旧姓・四角) 元六文銭

 

会場

 

プログラム

第1部

及川恒平ソロ

ガラスの言葉    詞/及川恒平 曲/吉田拓郎
あげます       詞/谷川俊太郎 曲/小室等
長い歌        詞/及川恒平 曲/原茂
引き潮        詞曲/及川恒平
いちにちのすべて  詞曲/及川恒平

 

小室等ソロ

誰かが星を見ていた
国境のアゼルバイジャン・コニャック 詩曲/小室等
サーカス        詩/中原中也 曲/小室等
MI・YO・TA      詩/谷川俊太郎 曲/小室等
翼           詩曲/武満徹

休憩

第2部

小室等+お佳+及川恒平

私はスパイ       詞/別役実 曲/及川恒平
雨が空から降れば 詞/別役実 曲/小室等
比叡おろし       詞/別役実 曲/小室等
ネコの歌        詞/松岡正剛 曲/小室等
夏・二人で       詞曲/及川恒平
ホワンポーエルの街 詞/及川恒平 曲/四角佳子
街と飛行船       詞/別役実 曲/小室等
面影橋から       詞/田中伸彦・及川恒平 曲/及川恒平
私は月には行かないだろう 詞/大岡信 曲/小室等

アンコール

原子爆弾のうた

 

 朝8時前に家を出て、電車で福井駅に向かう。
 忘れ物はないかと心の中でチェックしていると、永平寺あたりで、コンサートのチケットを忘れたことに気が付いた。
 時間的には、3時のオフ会にちょっと遅刻する程度で取りに帰っても間に合いそうだったので、東古市で戻ることにする。
 相変わらずのドジ(-_-;)。
 ロスタイム約1時間30分程度だが、米原へ行く電車が1時間に1本で結局2時間のロスタイムとなる。
 電車の中では、2週間連続のきつい山歩きの疲れで眠りこけていた。
 2時25分に新横浜駅着。桜木町行きの電車に乗り、桜木町で大船行きの普通に乗り換え、石川町で下車する。
 徒歩約20分でイギリス館に到着。3時20分くらいになってしまった。
 6時ちょうどに開場、一番前と2番目の席に陣取る。
 受付番号が140番台まであって、前の方の席はお座布団が敷き詰めれれている。
 「お座布団お持ち帰りだったりして」という予想は大当たりとなる。


 6時30分開演。

 

 「ガラスの言葉」

 拓郎さんの最近の「吉田町のうた」のアルバムの中に納められている曲で、最近拓郎さんからCDが送られてきたとのこと。
 恒平さんは左足でリズムを取って歌っていた。
 名古屋でのコンサートは静かな曲が多かったが、今回はソロの曲も六文銭からのものが多くて、MCも含めて昔の恒平さんを彷彿させた。
 メロディアスな曲が多くて、いつもレコードでしか聞けない、20年も前からの耳になじんだ曲が2mと離れていないところで聞けて、本当によかった。

 「あげます」

 谷川俊太郎さんの詩に小室さんが曲を付けたもの。小室さんの「私は月にはいかないだろう」の中に納められているが、小室さんが歌う曲というイメージがあって、恒平さんが歌うのを聴くのは始めてだった。六文銭の曲と小室さんの曲や恒平さんの曲の境界線があいまいで、たとえばジョン・レノンのアルバムの中にビートルズ時代の曲が入っているアルバムを見ると「えっ?」と思ってしまう。どっちにしてもその本人が作った曲にには間違いがないのだが・・・。

 「長い歌」

 原茂さんの曲。この曲は大好きな曲。原さんの叙情的な声は大好きだった。「In My Life」は、本当にビートルズの曲より叙情的で趣があってよかったなあ。恒平さんの「長い歌」は始めて聞くが、やっぱりいいなあと思う。恒平さんのほのぼのとした声が、心の中にしみ込んできて、胸の中に暖かさがほんのりと残るようで・・・。

 3曲が終わって、今回のコンサートはいつもより来場者が多く、申し訳ないこと、自販機がないのでお茶の用意がしてあることなどのお話。また、お座布団を持って帰ってもらえるとありがたいとのこと。
 今回はフォーク集会のようなコンサートだと言った恒平さんはまた、自分で「フォーク集会って何?六文銭はフォーク集会には呼ばれない」という話をされた。
 昔2年間ラジオでDJ今ならパーソナリティーをやったことがあるが、今はその時と同じモードになっている。DJを2年間やって、ある日話すことが何もなくなって、終わりにしてしまったとか。

 「引き潮」

 最近のコンサートでは必ず歌っている曲。それだけ良い曲で、深い内容を持っている曲だと思う。先日のBS2の「フォーク大集合」でも歌っていたし、「しずかな祭り」のレコーディングコンサートでも歌っていたし・・・。「みどりの蝉」の中にも納められている。ということは新しいアルバムの中にも入れられる予定ということか・・・(^_^)。

 「いちにちのすべて」

 前奏のリズミカルな部分を恒平さんは右足でリズムを取っていた。この曲もご自分のコンサートでは必ず歌っている曲。
 恒平さんのギターも堪能できて、とても詩がよくて、とっても良い曲で覚えやすい。

 


 小室等さんソロ

 1曲目 誰かが星をみていた

 曲の構成を変えたので、いきなり歌詞を間違える、とは小室さんの言葉。
 詞がとてもよくて、 「アフリカの星を見て象たちは育った/南極の星を見てペンギンたちは育った」というような内容でとても良い曲だった。
 曲目の紹介がなくて、何という曲かわからなかったので、コンサート終了後に恒平さんにお尋ねしても「さ〜何ていう曲かなあ〜」と言われてしまった。目下問い合わせ中です。
 野の花めめさんのおかげで、「誰かが星をみていた」というトラや帽子店の曲であることが判明しました。詞は新沢としひこさんでした。
 1992年と1994年にロシアのベラルーシに行ったお話をされた。
 ベラルーシへ向けて一本道を走っていると何時間もの間まっすぐな道で、曲がりたくなるとか、所々にあるのはキオスクで何でも売っていて、そこで見付けたお酒がタイトルの曲が2曲目。

 国境のアゼルバイジャン・コニャック

 ジャズっぽい、リズム感のあるアレンジで、小室さんの声も聴いていてとっても人柄が出ていて好きだなあ。
 チェルノブイリを尋ねたことで「ベラルーシの少女」と「雨のベラルーシ」という曲がCDで発売されて、日本チェルノブイリ連帯基金に寄付されたとか。

 サーカス

 山口県にある中原中也記念館では、中原中也賞を募集していて、その審査員の方が、中也の詩に曲を付けてこいと言葉ではなくて目で言っている、誰も知らない詩に曲を付けようとも思ったが、それも悔しいので作った曲とか。
 「山羊の歌」に納められている詩、「幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました」という有名な詩。
 とっても良い曲で、「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」の所が印象的だった。詩に負けていない曲だなあ。

 MI・YO・TA

 武満徹さんの住んでいたみよたを題材に谷川俊太郎さんが詩を作り、小室さんが作った曲。

 翼

 武満徹さんが作った曲を黛敏郎さんが譜面を預かっていた曲とか。小室さんは「武満徹ソングブック」のアルバムもあり、非常に尊敬していた方だったようだ。また曲の中には小室さんに捧げると書かれていた物もあったとか・・・。


休憩15分

 せっかくなのでお茶を飲みに行く。紅茶が美味しかった。観客も大切にされているコンサート、アットホームなコンサートを実感。


 第二部

 小室等+お佳+及川恒平

 「私はスパイ」

 別役実さんの戯曲「スパイ物語」の中で歌われた曲。
 ゴキブリの話になって、北海道の人間はゴキブリを見たことがないので、恒平さんが怖がった話、チューニングメーターができて、チューニングに時間がかからなくなったこと。昔はコンサートの30分はチューニングに時間を使っていたことなどなど。
 どの曲も歌詞が口をついて出てきて、一緒に口パクで口ずさむ。
 長い間ことあるごとに聴いてきた曲の数々が目の前で演奏されて、歌われているという夢のような時間だった。
 「しずかなまつり」コンサートの時も感動したが、今回はまた違った感動があった。
 こんなに豊かな、うれしい時間を味わえて満足だった。

 「雨が空から降れば」

 今回は恒平さんの歌だったが、NHKのみんなの歌では小室さんが歌っていて、私の中では小室さんの曲という意識が定着してしまっている。
 でもよく考えてみれば、「六文銭メモリアル」では恒平さんが歌っていたっけ。

 「比叡おろし」

 この曲も「私は月にはいかないだろう」に入っている曲。この曲が終わってから恒平さんが「演歌だねえ〜」と言ったのが印象的だった。
 小室さんが2カポで恒平さんは4カポ。

 「ネコの歌」

 スパイ物語の劇の中で、女優さんが歌って曲だが僕の中ではその役がお佳とダブルとは恒平さんの言葉。

 「夏・二人で」

 この曲は絶対にメニューに入っていると思った。
 この曲を聴いていた頃の自分を、その時の空気を、匂いまでも彷彿されて、音楽の持つ不思議な魔力感じた。

 「ホワンポーエルの街」

 この曲はお佳さんの作曲した物で、譜面が書けなくて、歌った物をその頃一緒に暮らしていた拓郎さんが譜面にした曲。
 お佳さんの歌声は大好きで、この曲も一緒によく口ずさんでいたなあ。

 「街と飛行船」

 恒平さんが好きな曲だとか。お佳さんのハーモニーもきれいで、聴いていて涙が出てきてしまった。
 六文銭の演奏になってから恒平さんというより、小室さんやお佳さんを見るのに忙しかった。
 当時は発売禁止になっていて、「六文銭メモリアル」には問題の部分は逆回転で聴くとちゃんと聞けるそうだ。

 「面影橋から」

 恒平さんの代表曲だが、今回は小室さんとお佳さんのハーモニーをしっかり聴いてしまった。よかった〜。
 ギターも小室さんと2本あってよかったなあ。

 「私は月にはいかないだろう」

 詩が大岡信さんになっていて、六文銭は詩人の詩に曲を付けることが多くて、「ハイスクールライフ」という読書新聞にそんな記事が載っていたのを読んだとは恒平さんの言葉。

 アンコール 「原子爆弾のうた」

 詩を書いた別役実さんが、100番まで作詞可と言われた話や、発売禁止になった話など。
 今回はアンコール1曲だけで、ギリギリの曲数だったとのこと。


 コンサート終了後、お座布団を抱えて石川町の駅まで、留花さんrikaさんSOMEYAさんと歩く。
 一人ずつフェイドアウトして、あんぷらぐども東神奈川で乗り換え。長い豊かな、うれしい、わくわくどきどきの一日も終了。

 

 
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