及川恒平

イギリス館コンサート

voL.12

冬の横浜にて

 

2000年12月17日(日) 開場6:30 開演7:00

 

 

玄関

 

歌とギター/及川恒平

 

拡大画面

 

セッティング

 

プログラム

 

【第一部】

冬の音        詞/曲 及川恒平
冬の星座       詞/堀内敬三 曲/ヘイズ
十二月の歌     詞/茨木のり子 曲/小室等

大雪の日       詩/曲 及川恒平
冬のロボット     詩/曲 及川恒平

いのちかえす日   詩/曲 及川恒平
ふたつの水たまり  詩/曲 及川恒平

海へ         詩/曲 及川恒平

この世花の日   詩/曲 及川恒平

あつまれひかり 詩/曲 及川恒平

 

【休憩】

 

第二部

シルクロード      詞/曲/及川恒平
風が吹き抜けて    詞/曲/及川恒平

金属メルヘン     詞/曲 及川恒平
惑星           詩/曲 及川恒平

なぎさから        詞/曲 及川恒平
なつのあさ       詞/曲 及川恒平

いちにちのすべて   詩/曲 及川恒平

平原にて        詩/曲 及川恒平

 

アンコール

星の界


 前回10月と同様、お掃除ツアーで2時過ぎまでお掃除。
 その後昼食を食べて、3時過ぎに横浜に向けて出発。
 5時過ぎにイギリス館に到着する。すでに暗くなりかけていて、今回も外人墓地の横の坂を急いで息を切らせて登る。
 山登りよりハードかも・・・。

 
 すでにきららさん・留花さん・おかしさんは到着していた。
 一日前に出発したので、携帯のTELをお知らせしてあったが、前日に新宿で、携帯をトイレに落としてアウト、音信不通状態となる。
 ザウルスを持って行ったが、公衆電話回線ではうまく繋がらなかった。目下携帯電話のアダプターカードを探している所。
 相変わらずのドジ、うぅ・・・・・(-_-;)。


 冬になり流石に外で待っているのは寒い。待っている間に関係者一同到着(恒平さん含む)。関係者より早く来ている我々って何?
 6時少し過ぎに、寒くて大変ということで中に入れていただく。
 暇だったので受付名簿をチェックすると、来られる方は53名。
 こぢんまりとしたコンサートのようだ。会場の中から恒平さんのリハーサルの声が聞こえてくる。
 待っている間にSOMEYAさんもrikaさんも到着。雨が降ってきたようで二人とも濡れていた・・・。


 7時開演。 

 「冬の音」     「名前のない君の部屋」から

 「冬の星座」

 「十二月の歌」

  恒平さんは今回、チューニングメーターとカポを持って客席から登場。
  チューニングの後、いきなり「冬の音」は始まった。この曲は今までに何回聴いたことだろうか。
  「名前のない君の部屋」の中ではピアノの伴奏だったけど、今回はギター1本の伴奏。
  若い頃の声よりもだんだんと人間の声って低くなって行く。浜田省吾の愛奴の頃のアルバムの声は随分高いが、今はその頃に比べてかなり低い。でも、恒平さんの声ってあまり変わらない気がする。
  「忘れたお話」や「冬の音」を聴くとほっとして好きだなあ〜。

  「冬の星座」は大好きな曲。小学校の音楽の時間に習った世代の人は結構好きな曲だったんだろうなと思う。今は教科書には載っていないが・・・。叙情的な曲は日本の曲だと思いきや、ヘイズ作曲になっていた。 

  「十二月の歌」は詩人の茨木のり子さんの詩に小室さんが曲を付けたもの。
  当時の六文銭は、詩人の詩に曲を付けていたり、百人一首に曲を付けていたりと、文学と音楽の接点にいた気がする。
  そこが魅力だったんだろうなと思う。恒平さんが加入して、恒平さんの詞に曲を付けることに変わっても、そこにはやっぱり音楽と文学の接点があってそこに惹かれている部分もかなり大きいと思う。今は、それがもっと拡大していて、音楽と文学、美術、宗教、心理学などにも・・・・・。

 そのまま「大雪の日」と「冬のロボット」に突入。
冬のコンサートなので、冬の曲が何曲か選ばれている。
 「大雪の日」は6/30の名古屋のコンサートで始めて聴いた曲。「冬のロポット」は「緑の蝉」の中に収められている曲。

 

 「いのちかえす日」  
 「ふたつの水たまり」

 この間、短歌の忘年会があって、先生が人間の存在は宇宙からの借り物だと仏教的な視点からおっしゃったが、恒平さんのこの歌の心に通じるものがある気がする。星野道夫さんの「旅をする木」の中にも、1粒のトウヒの種が森に落とされてから木になり、川の浸食で川岸に倒れてから最後にはストーブの薪となる話が書かれているが、共通する心が流れているようだ。

 

 「海へ」 
 「この世花の日」
 「あつまれひかり」

 音楽もまた一つの嗜好品かもしれないが、今風の音楽、若者の音楽とは別に大人の音楽・成熟した音楽というものがあってもいいのではないかとこの頃よく考える。
 恋愛や友情というものを卒業?した世代に、もっと人間の本質に迫る物、生きること・死ぬこと・心・自然・宇宙・輪廻・山川草木を歌った歌があってもいいのでは・・・?恒平さんの音楽はそんな音楽だと思う。

 前にBBSにりゅうさんが恒平さんを、「今を確かに生きている」と書いてくれたが、また、今回のライブラポの中で留花さんも、「恒平さんがいつも新しい」と書いているが、ほんとうに毎回新しい発見がある。

 

 休憩の時間は恒平さんのクリスマスプレゼントの時間になってしまった。私は、野沢省吾さんの川柳句集「ぽん」をいただいた。「野崎さんの画集」や「しずかなまつり 歌謡詩集V」などなど・・・(^-^)。
 恒平さんは休む間もなく第二部に突入。

第二部

 「シルクロード」      「忘れたお話」
 「風が吹き抜けて」    「僕のそばにいなさい」
 「金属メルヘン」     
 「惑星 」          「名前のない君の部屋」

 

第二部は昔のアルバムからの曲で始まった。きららさんは「風が吹き抜けて」を最後に、恒平さんが見つからなくなってしまったと言われていたが、長い恒平さんの不在の後、再び帰ってきた恒平さんが歌うこの曲を、今回どんな思いで聴いたのだろうか?
 「金属メルヘン」は、中原中也の詩に似ていると言う留花さんの質問があり、これは高校時代の文芸部の部長さんだった斉藤さんが(在学中に亡くなられた)「個性」という機関誌に書いた詩に影響を受けて書いた曲だという説明があった。始めて聴いた曲だが、いつ頃歌われたのだろうか?
 不思議なメロディーラインの曲。
 「惑星」の歌い方が、一部メロディーではなくて、会話のような歌い方があって、今の恒平さんと繋がっているそんな気がした。
 ようやく昔の恒平さんと今の恒平さんが繋がっていることを確信できた。

 「なぎさから」
 「なつのあさ」

 「なぎさから」は、短歌の形式で作った歌で、

 夏の海誰も拾わぬ貝殻は夏の光となって飛びさる
 打ち寄せる波の形のそのままに黄泉の国まで続く足跡
 なぎさから遠く離れてまだ泳ぐ魚のころを思い出しつつ
 夕暮れて汀に残る砂の城夢の深みで炎に染まる

という歌詞だったが、「黄泉」「貝殻は飛びさる」という表現にクレームが付いて直したが、今回は最初の歌詞で歌うとのこと。

 「なつのあさ」は、象は象の墓場に一匹で死にに行くというが、人間が象のようだったらどうなるかという発想で作られた曲だとのこと。
 夏の朝、誰かに呼ばれて白い服を着て、どこまで行くのだろうか恒平さんの心象風景の中の・・・・・。途中からギターの伴奏もなくて、ギターを打楽器のように叩きながら。    

 

 「いちにちのすべて」
 この曲は3年前に7つの言葉をまとめて詩にした曲とのこと。
 今回のアレンジは10/21とちょっと違っていた。10月の時の方が前半がリズミカルで明るい歌のような気がした。今回は落ち着いた歌い方のようだ。どちらがいいと言う問題でもなく、どちらも恒平さんだ。
 

 「平原にて」

 今回はウォンさんの曲でと言う説明があって歌い始めるが、少し歌い始めてストップして歌い直す。「真言のように君の名」というフレーズが一番最初に聴いた時に心に響いてきたが、今回も同じ。

 アンコール

 「星の界」

今回のコンサートの中で、クリスマスという言葉は使われなかったが、アンコールやプレゼントを含めて、恒平さんの中にはそんな気分があったのではなかったかな?

 

 コンサート終了後、また私設ファンクラブ一同で写真を撮っていただく。
 その後恒平さんは自ら後かたづけのお仕事、ヴォーカリストが自分で車を運転して、機材を積んで帰るコンサートっていうのも珍しいなあ。

 

 留花さん・rikaさん・SOMEYAさん・きららさん・おかしさんと一緒に石川町の駅まで歩いて帰る。駅ごとに皆さんはファイドアウトして、最後は留花さんと東京駅で下りる。
 イギリス館の2時間の貴重なきらきらと輝く時間を味わえて、心の充電をした。

 その後、八重洲口から夜行バスで福井まで帰る。
 朝、乗るはずだった京福電車が事故で不通になっていたという後日談もあった。

 

 

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