大矢戸行人岩〜大光寺山(615m)〜六呂山(585.5m)〜小矢戸

 平成15年 4月 6日(日) 晴れ 参加者3名

 大矢戸発    9時20分
 行人岩着   10時00分
 行人岩発   10時30分
 大光寺山   12時00分
 大光寺山発  13時40分
 小矢戸着   15時30分
 

 昨日は終日雨のお天気だったが、今日は打って変わって降水確率0%の予報。
 しかし朝のうちはまだ雲が多く、本当に晴れてくるのかちょっと不安だった。
 9時に集合して、まず、小矢戸まで車を置きに行く。
 それから大矢戸の行人岩の登り口まで向かう。

登山口
 登り口ではちょうど山開きの安全祈願のお経さんをあげているところだった。後で聞いたところでは、登り口にお地蔵様を安置して、そのおしょう入れのために阿弥陀経をあげたとか・・・。
 その後村の皆さんも行人岩へと登山。われわれもそれに続いて登りを開始する。
 ビールやジュースのお裾分けにもあずかり、歩き始める。
 
 菊咲キイチゲやカタクリ、コシノコバイモなどの花が咲き始めている。
 エンレイソウの黒っぽい花ももう咲き始めていた。

  

登山路登山道はきれいに整備されていて、その整備がなかなか大変な作業だったようだ。
右の写真のようにかなりの急勾配の斜面なので、ロープや適度な勾配のつづら折りの道が歩きやすい。ただし、登山道の整備のために野草の生えている場所が掘られたり、木が切られたりと少し残念なところもあって複雑な思いがある。

過疎地の観光をとるか自然保護をとるかという問題に通ずるものがある。まだ雪が消えたばかりの風景で、ようやく木々も芽吹き始めたところ。急な斜面では、枯れた茅が冬の面影を色濃く残していた。この風景ももうしばらくで、すぐに春の花や野草で彩られてしまうことだろう。
 

ダンコウバイ お天気がだんだんと恢復してきて、日差しが強くなってくる。
 壇香梅の花盛りで、黄色い小さな花がたくさん咲いている。
 とてもいい香りがする。
 クロモジ属に属するので、つまようじなどにも使われる。
 白檀の香りに似ているのでこの名前が付いたとか・・・。

 春は黄色い花が多い。
 レンギョウ・ロウバイ・サンシュユ・マンサクとどれも黄色い花だ。

 

残雪遠景 高度を上げて行くと、大矢戸の谷が包み込む村々が見えてくる。長い年月を静かに見守り続けてきた風景。土地改良で五番の目のようにきれいな区画整理をされているが、昔はどんな風景だったのだろうか・・・。
 食事時には煙突から、冬には煙出しから囲炉裏の煙が立ち上り、人々の生活がそこにあることを知らせていたのだろうか・・・。

 行人岩鐘

 左が行人岩。岩の天井には下のような阿弥陀様の絵と「南無阿弥陀仏・・・」と書かれた文字がある。

 右は大矢戸の保存会の人たちが寄進した鐘。とても高い澄んだいい音色の鐘。

 ここでもまたお経さん・・・。

天井線仏画 線仏画2
 

ショウジョウバカマ白ショウジョウバカマ春ラン

猩々袴の白とピンク。白の猩々袴は珍しい気がする(^^;)。右はシュンラン、まだこれからどんどん春の花が咲くのだろう・・・。
山頂

 行人岩の展望台で村の人たちと一緒に1時間ほど休憩のあと、いよいよ大光寺を目指す。
 ここからは道がなく、藪こぎの道無き道。
 雪が残っている場所もあり、久しぶりの雪の上を歩く。
 時々いい匂いがするのは壇香梅の香りのようだ。
 下りの斜面を左にルートをとりそうになったが、岩屋林道が見えて、方向を軌道修正する。
 何度かのアップダウンの後、大光寺跡に到着する。

大光寺跡

 大光寺跡の石碑の破片。天保11伐年と読むのか・・・。
 大田村某という銘もあった。
 どれほどの規模のお寺だったのか、材料をどうして運んだのか、どんな僧侶がいたのか興味は尽きない。
 白山伏拝と書かれた文字もあった。
 昔の人々の山に対する畏怖の念が感じられるような気がする。
 神の宿る山白山は、いつの時代にも襟を正したくなる山のようだ。


 
 下左 マンサクの大木。
 昔の茅葺きの家の材木に使われたとか。
 大矢戸保存会の看板があった。
 花はまだ咲いていなかった。
 下右 大光寺跡で赤ゲラのつがいが羽ばたきの音をさせていた。赤・白・黒の配色が目立つ。忙しそうに木をつついていた。

マンサクアカゲラ

水無山越前甲
  左 鷲が岳から水無山・岩屋林道左 右 越前甲山
白山経が岳
 左白山 右 経が岳から法恩寺山
荒島タムシバ
左 荒島岳 右 1輪だけ咲き始めたタムシバの花

白山
白山の勇姿

 大光寺跡周辺からは360度の展望。荒島岳・部子山・銀杏峰・鷲が岳から水無山・越前甲山・白山・取立山・法恩寺山・経が岳と見慣れた山塊がいつもの場所にいつものように凛としてある。右に大野盆地、左に勝山の町並みを見下ろせる。
 周囲の山々の風景や大光寺の石碑の写真をたくさん撮った。

大袋 大光寺山で充分に写真タイムや休憩の後、急な斜面を下る。
 かなりの急斜面で、昨年の雪の時も登ってきた後ろを振り返るのが恐いくらいだった。
 木や草、蔓につかまりながら下る。

 左 大袋の集落を臨む。

 また機会があったら今度は大袋へ降りるコースや鹿谷から登るコースなども登ったり降りたりしてみたい気がする。魅力的な郷土を持って幸せな気分になれた一日だった。


HOME