バンビライン

 平成16年 3月20日 参加者2名

 勝山駅裏駐車場発 9時00分
 第一展望台着    9時20分
 尾根          9時40分
 比島          11時30分
 勝山駅裏駐車場  12時00分(徒歩)


 取立山は冬の間何回も登って少し飽きたので、今日はバンビラインに登ることに決定。
 家を出て10分で登山口に着いてしまうのも、とってもラクチン。勝山駅裏の、登山口付近の雪はもう溶けている。

 登り初めてすぐに菊咲イチゲの薄紫・白の蕾があった。
 明日にでも咲きそうな蕾の様子だ。明日もう一度覗きに来よう・・・(^_^)。



 

 怪しい生物を発見。ナメクジの色が真っ黒のような感じ・・・(^^;)。
 調べて見るとどうも、ヤマコウラナメクジというらしい。
 福井県では域絶滅危惧U類、環境省の準絶滅危惧の分類に入るようだ(ホントかな?。)
 「乾燥に耐える軟体構造がないので,森林伐採,林道整備等により,生息地の林床の乾燥化,沢の湿地の減少によって地域単位で絶滅するのが主な減少要因である.」とか・・・(^^;)。 詳しくは福井県のホームページをご覧下さい。

 http://www.erc.pref.fukui.jp/gbank/rdb/rdbdata/sna016.html#

 岩の多いゴツゴツした道を登る。枯れ草が目立つ。
 まだ雪が溶けて間もないようだが、土は乾いている。
 久しぶりの土の道は腐葉土の匂いがする。
 しっかりとその匂いを胸の中まで吸い込んで、春を心ゆくまで楽しむ。

 だんだんと高度を上げ、第一展望台に近づくと、残雪が残っているのが見えてくる。
 
 ヤマエンゴサクの細い水色の花が繊細で可憐だ。カタクリの葉っぱが出始めているのを見つける。ようやく春本番だという実感が湧いてくる(^_^)。
 
 第一展望台からの風景は曇り空だが、経が岳から法恩寺山、大長山・越前甲山までが見える。
 



ヤマエンゴサク                 カタクリの葉

第一展望台からの風景

 少し休んで雪の急な斜面を登り始める。第一展望台から、尾根に出るまでの茅場の斜面の雪が多い。
 道が雪に埋もれて解らない・・・(^^;)。
 もう少しでこの斜面もカタクリの花で埋め尽くされるのだが、まだ今は雪・・・。

 ようやく尾根に出る。尾根は雪がなく、蕾を持つカタクリを見つけた。葉っぱがあちこちに出ている。
 もう少し暖かい日が続くと、花は開くのだろう。


カタクリの蕾               尾根道

 タチツボスミレの花が一輪だけ咲いていた。蕗の薹もある。イカリソウの葉っぱもたくさんある。
 ようやく風景だけでなく、植物の花を撮る楽しみを実感できる季節となったのがうれしい(^_^)。


タチツボスミレ                  蕗の薹

ダンコウバイ              キンキマメザクラ

 ダンコウバイの黄色の花が鮮やかだ。キンキマメザクラも咲いている。
 ようやく第二展望台に到着する。雲っているが今日は白山も見える。
 土の道で久しぶりに汗をかいた。雪山のように体温が奪われて行くこともない。
 じっとしているとまだまだ寒い。ここで昼食をとることにする。


白山                  経が岳

越前甲山            尾根の風景

矢戸口方面の山

 昼食後、また歩き始める。
 少し行くと、道の上に白い毛が散らばっていた。ウサギが何か動物に食べられたあとなのだろうか?
 それとも春になり冬毛が抜けただけなのだろうか・・・。
 また少し行くと今度は鳥の羽が落ちていた。カケスの羽かと思ったが、違うかもしれない・・・。
 鷹や鷲の羽のような気もする・・・。途中ヤマドリがバタバタと飛び立ったのでヤマドリの羽かも・・・(^^;)。



保田の経が岳                 春ラン

 保田の経が岳が見えてくる。蕾を持つ春ランを見つける。
 少しずつ春の気配が感じられる。
 比島観音までの道はよかったが、そのあとの下りの道は、木の枝が折れていたり残雪があったりとわかりにくかった。


 コシアブラの新芽が折られた跡があった。人間の仕業なのか、鹿が食べた跡なのかがよくわからなかった。
 まだ1cmにも満たない新芽なので、たぶん動物が食べた跡なのだろう・・・。
 山の恵みを動物と一緒に分け合っているとしたら、たぶん今も分け合っているのだろうが、何だかうれしい気がする。

 比島の登り口では紙のように裂けた杉があった。
 今年の雪で、杉の木の折れた数はどれほどなのだろう・・・。
 無惨な枝がたくさんあった。


 比島からは電車道に沿って、勝山駅までの道を歩く。
 約3時間ほどのコース、早春の気配に満ちた山歩きだった。
 来週にはカタクリの花が咲き始めていることだろう。

 今日(3/21)はもう一度キクザキイチゲの花を覗きに行く。
  

 枯れ草の間から可憐な花を咲かせていた。
 キクザキイチゲは春一番にいつも出会う花だ。
 今年もまた会えた(^_^)。
 清楚な儚い美しさ・・・。

 カタクリやキクザキイチゲのように春先に花を咲かせてすぐに姿を消してしまう花を、英語では「スプリング エフェメラル(Spring ephemera)-春の儚い命-」と呼ぶそうだ。






 

 美しい響きの言葉だ。
 民族は違っても美しいと感じる心や儚いと感じる心は同じなのだろう・・・(^_^)。人間の根底にある小さなものや弱い物を慈しむという優しさを感じる。 


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