

駐車場 沢にかかる橋
杉林の中をしばらく行くと、ヒトリシズカの花が咲いている。始めて出会う花だ。昨年5月に取立山でフタリシズカを見たので、同じような時期に咲く花だと思っていた。意外だった。早春の花だったのだ。試験管ブラシになりそうな花(おいおい・・・(^^;))だが、気品がある。若緑色の葉に白い花が清楚だ。

ヒトリシズカ
途中少し早く右折したので、途中から杉林の中で道がなくなり引き返すということもあったが、本道に戻り目印の一番目の鉄柱のある場所で休憩をとる。イワカガミの花が道の両側に咲き始めている。ミツバツツジも咲き始めている。杉林から椿の林となり、いつの間にか松林になる。松の落ち葉の匂いが胸の中に広がってくる。松ぼっくりもたくさん落ちている。
ブナの新緑が煙るような若緑色だ。歩きながら顔の表情がほころんでくる。
じゃんけんの拳のような形のブナの木があった。




ブナの木のこぶ イワカガミ
ブナ林の中を登るので、体が緑色に染まってしまいそうな感覚になる。
道のあちこちにイワカガミが咲いている。トキワイカリソウのピンクの濃い花もある。
クロモジの花も咲いている。クロモジによく似た花も持つサルトリイバラも、まだ柔らかいトゲを付けている。


色んな形のブナがある。藤の蔓と一緒になってねじれている木、大きな洞を持つ木、途中で大きくねじれている木。強風や雪のために根元が曲がっている木・・・。厳しい自然条件の中で生き抜いてきた木々だ。雨上がりでよけいに新緑が美しい。



馬酔木の花が咲いている。自然に生えている馬酔木を見たのは始めてかもしれない・・・。
ムシカリが輝くような白い花を咲かせている。
ブナ林が長く続き、やがて最後の1000mに近いあたりは、背の高い木も生えない灌木の林となる。
このあたりからカタクリの花や黄色い菫の花も咲いている。




左上 アシビ 右上 ムシカリ(オオカメノキ) 左下イワウチワ 右下 キスミレ
山頂に着いた。まだまだ風は強い。
お天気は良くて、南に琵琶湖が見える。西には若狭富士の青葉山から梅丈岳、丹後半島も見える。北には海が、コバルトブルーの海面を見せている。遠く白山らしい白い山も見える。お隣の岩篭山の谷間には残雪も見える・・・。記念写真を一枚撮る。
避難小屋には3名の方が休んでおられた。せっかくのお天気なので外で食事にする。じっとしていると寒いので、少し戻って風のない場所で昼食にする。






琵琶湖 避難小屋
昼食はブナの木の間でゆっくりと、色んなお話を魚に話が弾む。もう一度登りたい山、今度登る山、1年に一度必ず登りたい山・・・。
すばらしい青空と真っ白な雲、そしてブナの柔らかい緑色が目に滲みる。
お酒もまわって山彦さんの尺八の演奏が始まった。「こきりこ節」あり「五木の子守歌」あり「イエスタディ」とビートルズもありだった。
Jさんのケーナの演奏もすばらしかった。ブナの林の中に高音が吸い込まれて行くようだった。小鳥もケーナの音色と一緒に囀っていた。音楽というものの本来の在り方はこういうふうに自然の中にとけ込んであるものなのだろう・・・。心がゆったりとくつろいで音楽を楽しんでいる。実に豊かな楽しい時間だった(^_^)。
昼食のメニューも豪華だった。大野のふくみさんの焼き肉が美味しかった。カレーうどん、お好み焼き、コーヒーと色んなメニューが次から次へと出てきてお腹もいっぱいになった・・・(^^;)。


何かが起こった昼食タイム


アオダモの木 一本の木に向かってケーナを吹くJさん
満腹のお腹を抱えて下山だ。ケーナを好きながら歩くJさん。リュックに付けたカウベルの音が南米を思い出させると、ちなみの曲を吹いて下さる。登りにくらべて下りの時間は短い。面白い形のブナの写真を撮りながら歩く。


敦賀の街

ブナの新緑に別れを告げ、一路越の湯へ。温泉でゆっくり汗を流してまた高速をぶっとばして?帰路に着いた。野坂岳、いい山だった。同行の皆様お世話になりました。ありがとうございました。