平成16年 8月23日 参加者3名

 

 南竜山荘発    6時00分
 弥陀ヶ原      7時15分
 黒ボコ岩      7時20分
 殿ヶ池小屋着   8時05分
 殿ヶ池小屋発   8時55分
 白山禅定道分岐10時00分
 慶松平      10時15分
 六万山      12時12分
 白山禅定道登山口12時42分
 釈迦新道登山口13時00分 
 市ノ瀬       13時20分
 御前荘       14時00分
 勝山着       15時30分


 8月23日

 夜中雨の音と風の音で今日は雨かと心配されたが、何とかガスっているだけで雨は止んだようだ。
 6時南竜山荘を出発する。
 エコーラインから観光新道そして、白山禅定道を歩いて市ノ瀬に向かう予定。
 今日はバスが3時30分最終ということだが、白山禅定道の終点は市ノ瀬、時間を気にせずゆっくり歩けるのがいい。

南竜山荘南竜山荘
チングルマニッコウキスゲ
左上 南竜山荘 右上 南竜山荘
左下 チングルマ 右下 ニッコウキスゲ

 エコーラインを歩きながら、ニッコウキスゲ・アオノツガザクラが咲いているのを見つける。
 霧が濃くなったり、薄くなったりと忙しい。

アオノツガザクラエコーライン
左上 アオノツガザクラ 右上 エコーライン
エコーラインエコーライン
エコーライン
  

 7時15分、弥陀ヶ原に到着する。黒ボコ岩から観光新道を歩く。
 殿ケ池避難小屋で朝食にすることにする。下りの道は、タカネマツムシソウが咲き乱れていてきれいだった。
 途中ケルンがあったが、蛇塚(じゃづか)で泰澄太師が蛇1000匹を封じ込めた塚だとされる。
 泰澄太師は、白山山頂の千蛇ガ池に1000匹、三の峰の剣が岩に1000匹の蛇(竜)を封じ込めたとされているそうだ(^^;)。
 


黒ボコの看板タカネマツムシソウ
ハクサンシャジン馬のたて髪の標識
左上 黒ボコ岩の看板  右上 タカネマツムシソウの花のあと
左下 ハクサンシャジン 右下 馬のたて髪の碑

 ハクサンシャジン・ハクサンフウロ・ハクサントリカブト・ハクサンボウフウなどが咲いている。
 8時5分、殿ケ池避難小屋に到着する。朝ご飯だ(^_^)。ゆっくり朝食を食べて8時55分、出発する。

 

イワオウギ
殿ケ池避難小屋バイケイソウ
左上 イワオウギ    右上 下りの道
左下 殿ケ池避難小屋 右下 バイケイソウ?

 タテヤマウツボグサが濃い紫色でまだ咲いている。
 少し歩くともう殿ケ池避難小屋がずいぶん高い位置に見える。
 尾根の険しいような道が続いている。
 


タテヤマウツボグサ殿ガ池避難小屋
室堂2kmの標識観光新道の道
左上 タテヤマウツボグサ 右上 殿ケ池避難小屋
左下 室堂2kmの碑 右下 観光新道の道


ガマズミゴゼンタチバナの実
左上 クチバシシオガマ 右上 ミヤマキオン
左下 ガマズミ 右下 ゴゼンタチバナの実

 クチバシシオガマが咲き残っていた。ミヤマキオンの色が抜けるようにきれいな黄色で、目に鮮やかだった。
 観光新道はゴゼンタチバナの真っ赤な実がたくさんあって、目を楽しませてくれる。

観光震動からの道観光新道の展望
観光新道からの展望シラタマの木
観光新道からの展望 右下 シラタマノキ

 岩の間を潜ったり、険しい岩の上を歩いたり。ミヤマコゴメグサの小さな白い花があちこちで咲いている。
 高度が少しずつ下がって、ダケカンバの大きな木が見えてくる。

仙人窟の全貌巨大な岩の仙人窟
ミヤマコゴメグサダケカンバ
左下 ミヤマコゴメグサ 右下 ダケカンバ

 10時、観光新道と白山禅定道の分岐に到着する。
 昔の越前禅定道は12宿道があったようで、
 平泉寺〜三頭山〜法恩寺峠〜追分(祓川)〜早内森(和佐盛)〜萓坂〜雉子上〜川上峠(小原峠)〜三ッ谷〜 一ノ瀬〜六万部山〜桧宿〜指尾〜剃刀窟〜別当坂〜畜生谷〜殿ヶ池〜真砂坂〜蛇塚〜弥陀ヶ原〜五葉坂〜室堂〜白山頂上
 の地名があるようだ。

 天保4年(1833年)、福井藩士高田保浄は「続白山紀行」の中で市ノ瀬の様子を詳しく書いている。
 市ノ瀬に平泉寺役所があり、平泉寺が入山を管理していたこと。宿泊施設や食事もできるようになっていたこと。
 平泉寺直営の温泉もあったとか・・・(^_^)。
 また、登山には入山料が必要で、72文を払って入山許可証をもらい、室堂で返すようになっていたようだ。
 女人禁制で、女性は市ノ瀬で女性救済の曼陀羅を買って帰ったそうだ・・・(^^;)。
 誰でも登山ができるありがたい時代である(^^;)。入山料も無料だしなあ(^_^)。

 クロスカントリーを練習中の高校生が何人か走って登ってくる。
 市ノ瀬から2時間で登って来たとか、体力あるなあ〜。
 ツルリンドウの花が足許に咲いているのを見つける。

 10時15分、慶松平に到着。
 笹原の中に木道がある。
 慶松平は昔、慶松室と呼ばれた室に本尊として十一面観音(現在は林西寺に所蔵)が祭られていた場所とか。

慶松平白山禅定道
白山禅定道の標識白山禅定道
慶松平ツルリンドウ
上段左 慶松平 上段右 白山禅定道の道
中段 白山禅定道の碑 中段右 々
下段左 慶松平の木道 下段右 ツルリンドウ

 ゴゼンタチバナの真っ赤な実があちこちにあって、鮮やかだ。
 法恩寺山の伏拝から経が岳へ縦走する道にとても雰囲気が似ている。
 ツバメオモトの大きな葉っぱがあった。

慶松平の看板木に生えるコゼンタチバナ
ゴゼンタチバナの実岩の上に生える檜
左上 慶松平の碑  右上 木に生えるコゼンタチバナ
左下 ゴゼンタチバナの実 右下 岩の上に生える檜

 桧宿があったとされる場所には桧の大木が何本か残っている。樹齢は何年くらいなのだろうか・・・。
 はしごのような狭い階段がちょっと恐い(^^;)。

檜檜の古木ハシゴのような階段
檜の大木    急な階段

岩の上に生える檜木道
岩の上に生える檜              木道

 恐いようなはしご段がいくつも続く。右側は深い谷だ(^^;)。

急坂の階段
急な階段が何段も続く

 木道・階段・大きな岩の間の道を登ったり下ったりと変化に富んだコースだ。
 下りで大きな荷物を担ぎながら、この段差の狭いハシゴのような階段はちょっと恐い。
 しかし、室堂まで10キロあまりあるこの道は、登りにはまた遠い道のりかもしれない・・・(^^;)。
 祈りの道だから耐えられるのか・・・?

尾根の階段
両側は尾根、急な階段

 このあたりは天井壁と呼ばれる断崖上の細い尾根の道が続く。
 通行注意の看板があったが、さもありなんという道だった・・・(^^;)。
 ゆっくり歩けばめったなことはないが・・・。
 

尾根の道
尾根の道

 11時10分、剃刀窟(かみそりいわや)に着く。
 泰澄太子がここで剃髪されたという言い伝えがあるそうだ。大きな岩の穴に石仏が残っている。
 明治の廃仏毀釈で破壊され、二つに折られた石仏が痛々しい。
 お花を活けたのだろうか、苔むした壺が歴史を感じさせる。
 石畳の道が少し残っている。越前禅定道、昔はどんな人がこの道を歩いたのだろうか・・・。  

剃刀窟石畳の道
指尾の標識檜の看板
左上  剃刀窟(かみそりいわや)    右上 石畳の道
左下 指尾(さしお)の碑 右下 檜のトンネル

 11時50分、指尾(さしお)の標識がある。市ノ瀬まで3.8キロ(^^;)。
 昔は伏拝と呼ばれた場所で、御前峰・大汝峰・別山の白山三所権現が望まれ、鳥居もあった場所だとか。
 道沿いに石仏などもあったらしいが、麓に下ろされたようだ。
 そういうものが残っていると、往事が偲ばれて雰囲気があるかも・・・。

まぶしいブナ林
まぶしい緑のブナ林

 ようやく六万山(1,260m)の標識が見えた。市ノ瀬まで2.5キロ。
 ブナの樹林帯に突入し、緑が目に柔らかだ。
 土の道が足の裏に柔らかい感触で、腐葉土の匂いがする。
 ここからは階段はあまりなく、自然の道なので歩きやすく、膝に負担がかからなかった気がする。
 12時40分、白山禅定道の登山口に到着する。標識の下に熊注意の紙が貼ってあった・・・(^^;)。
 高校生以外、誰にも会わなかったなあ。

檜六万山の標識
白山禅定道の碑釈迦新道・白山禅定道の登山口標識
左上 檜の大木 右上 六万山の碑
左下 白山禅定道登山口の碑 右下 釈迦新道・白山禅定道登山口の碑

 13時20分、無事市ノ瀬に到着する。
 御前荘でお風呂に入って、帰宅。
 たくさんのお花に出会えたこと、白山禅定道の古道を歩けて満足の二日間だった。

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