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日時   H16.12.18
天候   晴
参加者  3名
コースタイム 

 9:00  山中温泉翠明発
10:00  鞍掛山登山口発
12:15  後山山頂着
12:30  鞍掛山山頂
13:20  鞍掛山避難小屋発
14:30  鞍掛山登山口


 宮沢賢治の詩集、『春と修羅』には「くらかけ山の雪」という詩がある。
 
 「くらかけ山の雪」

 たよりになるのは
 くらかけつづきの雪ばかり 
 野はらもはやしも
 ぽしゃぽしゃしたり黝(くす)んだりして
 すこしもあてにならないので
 ほんたうにそんな酵母のふうの
 朧ろなふぶきですけれども
 ほのかなのぞみを送るのは
 くらかけ山の雪ばかり
  (ひとつの古風な信仰です)

                (初版本より・・・)

 岩手県のくらかけ山は897mもあるようだが、石川県の鞍掛山は477m。
 山中温泉泊まりの翌日は雪模様の朝だった。
 登山を予定していた山は1300mもあって、スノータイヤを履いていない車では無理だろう。
 というということで、江沼三山の一つの鞍掛山に登ることになった。

 那谷寺の門前を左方向へ入り、次を右折して滝ヶ原町に入る。鞍掛大橋を渡るとしばらくで登山口の駐車場がある。
 流石に今日は車が一台もない。
 カッパ・ズボンにスパッツと完全防備で身支度をして10時、登り始める。
 

鞍掛山の看板
            鞍掛山の遠景

鞍掛山

 よく手入れされた杉林の間のリンドウを歩き始める。
 中の谷登山道と西の谷登山道の分岐があり、右の西の谷登山道を歩き始める。

登山開始右の道へ・・・
冬イチゴすでに道を間違っている・・・

 冬苺が真っ赤な実を付けて美味しそうになっている。試食してみるが、甘酸っぱいキイチゴの味だ。
 林道を真っ直ぐに行くのだが、途中から山道になり最後には道がなくなってしまった。
 ガイドブックには詳しい登山路は出ていない。
 藪こぎをして山の稜線を目指す。稜線のどこかで山道と合流するだろうなどと考えながら・・・。
 かなりの急登で、稜線の快適な道に出るまで、写真はナシ(-_-;)。というか撮っている余裕ナシ・・・。
 手袋は絞れるくらいにびっしょり濡れ、木を持つと上からどっさり雪が落ちて背中に入って冷たいこと・・・(-_-;)。
 ようやく稜線に出てホッとする。

藪こぎようやく尾根道発見

 ミヤマシキミの真っ赤な実があちこちにある。今朝降った雪の下から真っ赤な実が覗いている。
 みぞれから雪になり、山の稜線ではつぶつぶの雪。カッパは濡れるし汗はかくし・・・。

ミヤマシキミ獅子岩より

 山頂には1時間で着く予定だったのに、後山に着くのに2時間かかっている(-_-;)。
 12時30分、ようやく鞍掛山山頂に到着する。避難小屋で少し遅めの昼食をとる。
 ガスでお湯を沸かしてカップラーメンとコーヒーで暖をとる。ようやく体が温まってくる。
 
 昼食中に、三人の方が登って来られた。
 13時20分、避難小屋を出て再び山頂へ。
 晴れ間が出てきて青空がきれいだ。加賀の観音様がはるかに見える。
 写真をたくさん撮って、下山を開始する。

後山頂上鞍掛山頂上へ
避難小屋鞍掛山山頂477m
山頂よりの展望日本海を望む

日本海を望む中の谷下山道

 下りは中の谷登山道を下山する。ロープがあちこちにあって、かなりの急な坂だ。
 稜線を巻かずにそのまま一直線に下る感じ。
 雪で滑らないように気を付けながらゆっくりの下山。
 杉林のあたりから雪がなくなってきた。
 2時30分登山口に戻る。

下りの急な道こんな斜面ばかり
ロープの連続雪ありと雪なしの分かれ目

看板 どこで道を間違えたのかと林道を車で辿ってみる。
 少し入った所で左の山に入る看板が下に落ちている。
 この看板を見落としたことで、一つ谷を右にそれてしまったようだ。初めての山はこんなことがあるのだ・・・(-_-;)。
 途中に石切場の跡がある。良い石が採れるのか石屋さんが多い。
 西山橋という石橋があった。板でアーチの型を作り、その上に石を組んでいく。最後に板を取り外すという工法は簡単だが、コンクリートの橋よりも長持ちするとか・・・。
 意外に深い川の水が澄んでいてきれいだった。

石切場西山橋

 左から三童子山と鞍掛山

三童子山から鞍掛山

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