(1596.6m)
(1326m) 
日時 H17. 6. 4
天候 晴
参加者 5名
コースタイム
7:15 自宅発
7:30 杉山チェーン装着場
8:30 鳴谷山砂御前山登山口駐車着発
9:40 鎧壁
9:50 ミズバショウ群生地
10:05 鳴谷山砂御前山分岐
11:30 鳴谷山山頂
12:10 鳴谷山山頂発
13:20 鳴谷山砂御前山分岐
13:40 砂御前山着
13:45 砂御前山発
14:05 鳴谷山砂御前山分岐発
14:17 鎧壁
15:10 登山口駐車場
15:50 杉山チェーン装着場
16:10 自宅着
今日は鳴谷山と砂御前山の縦走。
7時30分に杉山のチェーン装着場に集合して、1台の車で出発する。
百合谷の水芭蕉への林道を途中まで辿り、砂御前山の標識のある方向へ右折する。
右折した途端に舗装してない道路になる。
草も刈ってあり、道は一応整備されている。
が時々ガタガタの段差もある。
8時25分、登山口駐車場に到着。
8時30分、準備を整えて出発する。
看板はまだ白峰村になっているが、今はもう白山市だ。

ミズナラの大木が茂る山道を歩き始める。
林の中は柔らかな緑に包まれている。
自然の豊かな懐に包まれて、五感全てをゆったりと自然のリズムに解き放つ。
胸に吸い込む乾いた土のにおい、踏みしめる足許の土の感触、ひんやりとした木の手触り、時々聞こえてくる鳥の鳴き声、全てが全身に行き渡って本来の自分の姿に帰ってゆく。
人が山で見せる表情はくったくがない。
写真を撮るととってもいい顔をして写っている。
それは自然が持つ大きな何かに包まれて、安心して自分を自然の中に委ねられるからなのかもしれない。


歩き始めると約20分でミズバショウの小さな群生地に着く。
葉っぱはもう巨大化していて、見る影もないが、その後も登山道の途中にずーっとミズバショウがあちこちに生えていて、目を楽しませてくれる。






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チゴユリが林床に今を盛りと咲き乱れている。
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ミツバオウレンの花のあとが残っている。
ようやく見つけたシャクナゲの花はもう終わっていた(-_-;)。
まだ咲き残っている花もあるだろうと気を落とさずに歩く。
しばらく歩いた所で、ようやくまだ元気な花を発見。
咲き始めのピンク色の濃いシャクナゲが美しい。対岸の谷間に雪渓が残っている。


時々とても大きなシャクナゲの木があって、まだたくさんの花を付けていて感激する。
ブナの若葉との対比が美しい。

約1時間で鎧壁に到着。山の本に載っている風景だ。
残雪期には滑りそうで恐いような岩場をトラバースして歩く。
鎧壁の下は岩場の急な崖になっている・・・(-_-;)。
イワカガミの花が一輪だけ咲いていた。

渡り終えた所に雪渓がまだ残っていた。
今年は例年に比べて深い山は雪が多いようだ。

これから登って行く鳴谷山の山頂がわずかに見える。
谷間にまだ雪が見える。

渡り終えた雪渓にミズバショウがまだ咲き始めの小さな花を覗かせている。
少し歩くと今度はリュウキンカの黄色の花がミズバショウに混じって咲いている。
しばらくミズバショウの群生地までリュウキンカとミズバショウが続く。
コバイケイソウの葉っぱも出ている。
ショウジョウバカマもまだ咲き始めで茎が短い。






群生地ではミズバショウはもう遅いようで、リュウキンカが見頃だった。
かなり広い場所に葉っぱが巨大化したミズバショウが群生している。まだ白い花も見える。


山道を登って行くと、見事に太いサンカン杉だ。
樹齢1000年を越えるのではないだろうか?標高が高い分雪も降って育ちにくい環境なのだろうが・・・。
太い杉の木の横でしばし休憩する。
ムラサキヤシオツツジがちょうど見頃で、新緑の木々をバックに美しい。


10時5分、鳴谷山と砂御前山の分岐に到着。そのまま鳴谷山への道を辿る。
このあたりにも道の脇にミズバショウが生えている。
どこかでカッコウの鳴き声が聞こえてくる。




ツバメオモトの白い清楚な花が咲いていた。出たばかりの葉っぱの色と純白の小さな花が可憐だ。
ブナ林からシラビソの針葉林に生えるとか・・・。花が終わると瑠璃色の丸い果実が美しい。
砂御前山の山頂が見える。かなりきつい勾配の山道だ。分岐から往復で1時間もかからない距離のようだ。


ブナの花柄がたくさん落ちている。
「山でクマに会う方法」米田一彦著によると、早春の頃クマはブナの若葉を主食に食べるようだ。
こんな柔らかそうな葉っぱを食べるのだろうか、おいしそうかも・・・。
登山道の両脇にマイズルソウが群生している。咲き始めの花がいくつか咲いている。
ツクバネソウもあちこちに咲いている。一群かたまって生えている場所もある。これだけツクバネソウが多い場所もはじめてみた。






ミツバオウレンとミツバノバイカオウレンがたくさん咲いている。
標高が高いので雪が消えて間もないのだろう。早春の花、イワナシやイワウチワもたくさん咲いている。
ツルリンドウの赤紫色の実が一つだけ付いていた。




登山道にまだ雪がたくさん残っている場所もある。


周囲が開けて、白山が急に視界の中に飛び込んでくる。
低い雲との間に御前峰と大汝がまだ残雪の多い山容を見せてくれる。

いつもの見慣れた白山とは違う角度からの風景。
お天気がよかったら最高の白山の展望台となる場所だ。
今日も白山は見えないとあきらめていただけに、少しでも見えてよかった〜。

白山から目を下ろすと、向かい側の低い山の一部がピンク色になっているのが見えた。
シャクナゲが群生しているようだ。その後ろの山にはコブシかタムシバの花がたくさん咲いているのが見える。
背景が青空だったらどんなにかきれいだろうが、みるみるうちにガスって、白山は霧に包まれてしまった(-_-;)。
少しでも見られたので満足としよう・・・。

11時30分、鳴谷山山頂に到着。
昼食を食べている間も雷がゴロゴロ鳴っている。視界が霧で閉ざされてきて、雨がポツポツしてくる。
カッパを出して着る。雨脚が少し強くなり寒くなってきたので、昼食を切り上げ、12時10分、下山を開始する。
登りの時には気が付かなかったシャクナゲの群生が美しい。


マンサクがまだ咲いている。ハウチワカエデの赤紫の小さな花が可憐だ。
ヒロハユキザサの緑がかった花もきれいだ。




歩いているうちに周囲もガスって、幻想的な雰囲気になってくる。
砂御前山と鳴谷山の分岐に荷物を置いて、砂御前山の山頂を目指す。
根上がりになった杉の木をいくつか越えて、白いシャクナゲが咲く尾根道の急登を登る。
登山道の左右にイワカガミが咲いている。




13時40分、砂御前山に到着。
山頂はうっそうとした木々の間の狭い場所だ。展望は利かないが、木々の間にシャクナゲの花が見える。
クロモジも、コブシの花も咲いている。
イワナシの花が終わって実が付いている。食べてみるとかすかにナシの味がする。
13時45分、下山。




14時05分、分岐に到着。少し休憩して荷物を持って帰路に着く。
ミズバショウの群生地では、サンカヨウやエンレイソウも咲いていた。


鎧壁を慎重に通って、ミズバショウの群生地を通って、サンカン杉の巨木の横を下る。


何かいいにおいがしたので、周囲を見渡してみる。
頭上に朴の木があって、花が咲いているようだった。
飯降山で嗅いだにおいと同じだ。何とも言えないいいにおいは朴の花のにおいだったのだ。
少しクリーム色がかった、凛とした花の姿は遠くからでもよく目立つ。
朴の木は大木になるようだ。
葉っぱの間から透けてみる光のシルエットが美しい。

少し雨にも降られたが、カッパを着たのも短い時間だけだった。
思いがけずたくさんのお花にも出会えて、白山も見られて、鳴谷山は本当にいい山だった。
登り3時間は経が岳にも匹敵するが、標高も1596,6mと同じくらいだ。
秋の紅葉も見事らしいので、お天気の良い日に白山を見にきたいものだ。
今年は熊はどうなるのだろうか・・・。