(1596.6m)(1326m)                                line

日時   H17. 7.18
天候   晴
参加者  単独行
コースタイム 

 7:25  自宅発
 8:40  鳴谷山砂御前山登山口駐車場発
 9:35  鎧壁
10:05  鳴谷山砂御前山分岐
11:15  鳴谷山山頂
12:05  鳴谷山山頂発
13:10  鳴谷山砂御前山分岐
13:30  砂御前山着
13:35  砂御前山発
13:50  鳴谷山砂御前山分岐発
14:10  鎧壁
14:55  登山口駐車場
15:40  自宅着


 駐車場から歩き始めると、ミズナラの林の中は鳥の鳴き声とカナカナやミンミンゼミの鳴き声、そして蛙の鳴き声で賑やかな喧噪に満ちていた。
 前回は林床いっぱいにチゴユリが咲き乱れていたが、今は花は少なくなっている。
 ミズバショウの葉っぱは巨大化して、夏草の中に紛れ込んでいる。
 沢沿いの道をゆっくりと登って行く。
 満開だったシャクナゲの花はすっかり終わって、色彩的に静けさを取り戻した山は落ち着いたたたずまいに変わっている。
 道のあちこちに、ミズバショウの大きな葉っぱが紛れ込んでいる。
 お花はオニシモツケやヤマブキショウマ、トリアシショウマ、ヨツバヒヨドリといった白い花が目立つ。
 キンコウカの黄色い花を見つけた。鎧壁のあたりにたくさん咲いている。
 一輪だけニッコウキスゲが咲いていた。
 

オニシモツケ?
ミズバショウの葉ミヤマシグレ
キンコウカ鎧壁

 秋の日のような鱗雲が青空の中にきれいだ。
 鎧壁のあたりも夏草が繁って、前回の初春の雰囲気から一気に夏山に変わっている。
 背中に一文字の模様のある蝶が飛んでいる。

鎧壁

 鎧壁からミズバショウの群生地までは、足許が泥だらけになりそうな道の様子だ。
 ミズバショウとリュウキンカのお花畑は、鬱蒼とした草の間からオニシモツケとオオバギボウシが咲いている。
 ギボウシの名前の由来は、伸び始めた花茎の先端が宝珠に似ている、花の形が橋の欄干の擬宝珠に似ているからとか言われているが、なるほど・・・。花の名前は誰が付けたのか、納得することが多い。

 リョウブが咲き初めている。
 ユキザサやサンカヨウの実がなっている。
 サンカヨウの実を一つ口に含んでみる。
 種が三〜四粒あって、ほとんど食べる所はない(-_-;)。まだ早いのか甘みはなかった・・・。

リョウブ
ユキザサの実サンカヨウの実

 タケシマランの真っ赤な実が鮮やかで目をひかれる。
 花は地味な目立たない小さなものだが、実は人目をひくルビーのような深い美しい赤い色だ。
 コシアブラの葉っぱが大きくなっていた。春先には新芽をたくさん天ぷらで食べさせてもらったが、こんな葉っぱになるのだ・・・。
 秋には黄色になって紅葉もきれいだとか・・・。

タケシマランの実コシアブラ

 ブナの林は新緑から夏の濃い葉の色に変わりつつある。
 時々涼しい風が吹き抜けて、立ち止まった頬のあたりが涼しい。

ブナ林

 イチヤクソウを見つけた。近づきすぎて接写はみごとに失敗だったが、よく探すともっと株があるのだろう・・・。
 「福井県の野草」には県内に普通と書かれているので、どこの山にも咲いているのだろが、今まであまり見た記憶がない。
 今度見つけたら、失敗しないようにたくさん撮ろう・・・。
 ブナの木に蔦がからまっている。白い斑点のあるブナの大木が続く。

タケシマランの実ブナ
イチヤクソウイチヤクソウ

 ノギランがあちこちに咲いている。小さな細かな花だが、ラン科の花だ。うす緑色の花色が目に優しい。
 マイズルソウの花ははもう終わってしまっていた。ゴゼンタチバナももう花期は終わりで、かろうじて咲いていた花だ。
 真っ赤なブローチのような実がなるのももうすぐだ。
 鎧壁が見えて、その山頂の砂御前山への登山道が見えてくる。
 

ノギランゴゼンタチバナ

鎧壁砂御前山

 マイズルソウの実が、宇宙人の目のように見える。
 熊の大好物のブナの実がなっている。今年は去年ほど雨の日が多くなかったので、実がたくさん付いていた。
 栂の新芽の色が優しい色合いできれいだ。

マイズルソウの実ハナニガナ
ブナの実栂の新芽

 砂御前山への分岐を過ぎたあたりから、ササユリが目に付くようになった。
 もう時期的には遅くて枯れかかっている花が多いが、蕾も何本かあった。
 

ササユリコメツツジ

 小原峠を挟んで大長と赤兎山が見えた。その左手には丸っこい山が三の峰だろう、そして別山の男性的な稜線も見えてくる。

別山〜三の峰

 カーブを曲がると正面に白山がバ〜ンと見えてきた。
 御前峰と丸っこい大汝、七倉山と四塚山、そして谷間に雪渓も見える。
 草原にはニッコウキスゲの葉がありそうだが、ほとんど咲いていない。
 今年は咲く年ではないのだろうか?

白山が見えてくる

 11時15分、鳴谷山山頂に到着する。
 気持ちのよい草原の彼方に白山が聳えている。
 シャクナゲの花でピンクに染まっていた向かいの山は、見渡す限り緑色に包まれているだけだ。
 昼食を食べながら、何も考えずにぼ〜っと、ただ白山を見て過ごす。
 空気は紗がかかったようで、すっきりとした青空ではない。
 雲が流れて、その紗も濃かったり薄かったりする。
 草原を渡る風の軌跡、トンボや蝶の飛ぶ様子、谷間をゆうゆうと羽ばたく鳥の姿、流れて行く雲の様子。
 しばしのんびりとした時を過ごす。
 

白山

 雲が形を変えながら流れて行く。
 何枚か写真を撮って、12時5分、鳴谷山山頂を出発する。

アップで

 ノリウツギの白い花がきれいだ。和紙を漉くときの糊を採ったのでノリウツギと呼ばれるとか。
 咲き始めの花の色は純白で美しくて、思わず写真を撮りたくなる。
 植物には薬草から薪・炭・お茶・木材・繊維・・・、かつての使い道も何も知らない・・・。
 昔の人たちが常識として知っていた知恵を、自分たちはどれだけ知っているのだろうか・・・。
 

ブナの実ノリウツギ
アカモノ鳴谷山

 分岐から砂御前山への道を辿る。
 谷の方の斜面に傾きながら、杉の木は枝先に葉を付けている。
 いつか自分の重みで倒れてしまうのだろう・・・。
 途中でヘビを見てしまった・・・(-_-;)。
 

杉の木

  2時55分、無事登山口駐車場に到着する。

 

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