( 1,628.7m)                                   line

日時   H17.11.20
天候   晴
参加者  単独行
コースタイム 

 9:00  自宅発
10:30  赤兎山登山口駐車場着
11:10  小原峠発
11:40  大船分岐
11:55  赤兎山山頂
12:15  赤兎山避難小屋
12:50  赤兎平発
13:10  赤兎山頂発
13:25  大船分岐
13:45  小原峠発
14:15  登山口駐車場着
15:40  自宅着


 25日に小原のゲートが閉まると聞いたので、赤兎山に出かけることにする。
 昨日は雨模様の寒い日で、周囲の1300m以上の山は白くなっていた。
 経ガ岳やスキージャムのコースの途中まで雪で白い。
 越前甲はシュガーパウダーをまぶしたような新雪がうっすらと見える。
 取立山の山頂付近も白い。
 今日のお天気は良いが、山の上は相変わらず白い。
 あまり早朝だと林道が凍結していると怖いので、ゆっくりと出発することにする。
 9時に家を出て小原への道を辿る。

 途中、越前甲山が朝日を受けてきれいに見えてくる。
 小原の集落に入ったあたりで前を行く車が一台見えた。林道を後に続く。
 道に雪はない。紅葉の盛りを少し過ぎた木々が、まぶしい朝の光に中に輝いている。

 

越前甲山?雪の山

 林道がアスファルトから砂利道に入ったあたりで降りてくる車二台とすれ違う。
 雪で上へ上がれなくて登山を中止して降りてきたのか・・・と思いつつ、行ける所まで行ってみることにする。
 途中左手に見える山が山頂付近に雪が見えてくる。左手奥にはさらに雪をかぶって白い山が見える。
 最後の橋を渡った所に駐車してある車が何台かある。カーブを曲がった北側の登りあたりから雪が増えて圧雪状態になっている。
 そのまま登って行くと、小学生を連れた一団が歩いている。先に行った車はそのまま登っていったらしい。
 帰る頃には雪は消えているだろうと思ったが、前方の圧雪になった車の轍を見ていると少し不安になって、車を置いて歩くことにする。
 結局登山口まで30分を歩くことになった。南側の日当たりのいい林道の雪は消えているので充分登れたようだ・・・。
 駐車場には車が5〜6台並んでいる。

 登山口の中地蔵は冬支度も済んで、冬眠生活に入られたようだ。ソーラシステムの入山者のカウンターも撤去されている。
 小学生を連れた一団の後に続いて歩き始める。
 登山道や周囲は雪で白くなっている。ドライフワラーになったノリウツギやクルマバハグマの花に付いた雪が凍っている。
 北谷の外気温計は2℃だったが、このあたりはマイナスの気温だろう。
 ヒメアオキの赤い実が冬枯れの風景の中で目に付く。ブナの林に入るとカメムシ(このあたりではヘクサンボとよぶ)のにおいがしてくる。
 トリカブトや春先にリュウキンカの咲く場所も雪の中だ。

中地蔵様ヒメアオキ
ノリウツギ登山道

 11時10分、小原峠に着く。峠の石仏にご挨拶して、白山が見えるかどうか木々の梢越しに東の空を望む。
 山頂は雲の中に隠れて見えない。
 大長山へ行く二人連れの方に別れて大船分岐への道を登り始める。
 雪が積もっていて滑りそうになるので、ゆっくりと一歩一歩足許を確かめて歩く。
 振り返ると大長山の山頂が少しだけ見えてくる。

峠の石仏マウスじゃなくてヒメネズミ

  

 足許の木の根本から太いつららが下がっている。
 視界に中に小さな何か動く物が見えて、よく見ると小さなネズミだった。
 ストックで空いた穴の中に1匹が入って、中から出ようと試みるが、なかなか出られないでもがいている。
 とても小さなネズミだ。後から調べてみたら、ヒメネズミという種類のネズミのようだ。ブナ林の林床に住んでいるらしい。
 幼児体型と手足のピンク色が可愛らしい。普通は活動するのは夜なのだが、初めて外に出てうれしくてウロウロしていたのだろうか?
 昼間からウロウロしているとトンビやタカに狙われてしまうのだが、大丈夫なのだろうか・・・。

同じくヒメネズミ池
小原峠ブナ

 ブナの林が樹氷で白くなって、葉を落とした木に再び花が咲いたようだ。
 白山は相変わらず雲の中だ。
 ブナの枝越しに大長山がはっきりと見えてくる。登山道がジグザグに見える。
 きつい登りの道は雪で滑りそうになるので、慎重に足許を確かめながらゆっくりと歩く。
 11時55分、赤兎山山頂着。

大長山ブナの樹氷
赤兎山赤兎山山頂

 南側の日当たりのよい斜面の樹氷は消えているが、北側の斜面はそのまま残っている。
 経ガ岳がすぐ近くに見える。荒島・部子山・銀杏峰遠くは恵那山も見える。
 赤兎山の山頂を越えると避難小屋の赤い屋根が遙かに見えてくる。
 今日は秋を通り越して一気に初冬の山の風景だ。

避難小屋

 登山道には雪があるので、下りは滑って歩きにくい。階段はゆっくりと一歩一歩を確かめて歩く。
 赤池も雪が積もって冬の景色になっている。
 避難小屋を通り越して赤兎平で昼食にする。
 じっとしていると寒いので、暖かいお茶を飲んで暖を取る。

避難小屋赤池
中央 恵那山樹氷

 白山の山頂あたりにちょうど雲があって、山頂は見えない。
 雲は流れてはいるのだが、時々三の峰や別山の頭だけが見える。
 午後は晴れてくる予報なので、しばらく待っていると晴れてくるのだろうが、寒いので長いことはいられない。
 12時50分出発、帰路に着く。

 

別山〜三の峰

 ダケカンバの実がまだ残っていた。
 青空の中に映えて、氷を付けた実がきれいだ。
 まだ残っていたナナカマドの実にも、ヒメアオキの実にも雪が付いてそのまま凍っている。
 赤い実は小鳥たちのえさになるのか、このまま雪の中に埋もれてしまうのか・・・。

 越前甲の後ろに加賀甲山がよく見えている。
 普段は越前甲の影に隠れて見えない山だ。
 違う角度から見る山はまた違う山のようだ。

 

ダケカンバの実ダケカンバ
ナナカマドの実ヒメアオキの実
経ガ岳越前甲加賀甲

 木道の脇にあるトウヒをいつも撮してしまう。今日もクリスマスツリーに変身したトウヒを撮してしまった。
 小規模なエビのしっぽがナナカマドの木にできていた。
 風下側に雪がくっ付いた状態で、風が強く吹いた時にできる現象のようだ。
 アカミノイヌツゲが元気な葉っぱと真っ赤な実を付けている。山頂付近のあちこちにあって、雪の中でクリスマスツリーの柊の実のようだ。
 

エビのしっぽトウヒ
アカミノイヌツゲ樹氷

 登山口から車を置いた所まで歩く。雪はもうすっかりとけていた。
 樹氷がきれいなとても美しい一日だった。

 林道林道

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