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僻村塾記録

「平成14年度白峰村僻村塾1 映画と人生 蝶の舌 高橋治」

 昨年公開されたスペイン映画「蝶の舌」を見てのお話。
 1936年のスペインのガルシア地方が舞台になっている。

 主人公はモンチョという少年。兄アンドレ、仕立て屋の父、母の4人で暮らしている。ぜんそくのため、遅れて小学校に入学したが、教師のグレゴリオ先生を通して学校の勉強や友達、初恋、そして自然の美しさや不思議さなどを学んで行く。平和な村の生活もスペイン内戦へと緩やかに移行して行く時代。思想的にアカと呼ばれる人たちが引き立てられて行く、グレゴリオ先生も・・・。トラックの荷台に積まれて引き立てられいく人々。昨日まで同志だった人を群衆の中に混じってモンチョの父も、罵倒する。兄もそしてモンチョも。

 題名になっている蝶の舌は、普段はぜんまいのように巻いてしまわれている舌が、花の蜜を吸う時に長く伸びるとか。顕微鏡でしか見られない自然の神秘。

 解説的なことは何も無い映画の幕切れ。こんな悲痛な思い出を持って、モンチョはこれからをどう歩いていくのだろうか・・・。色んなことを考えさせられた。ガルシア地方はスペインの中でも特殊な場所とか。

http://www.asmik-ace.com/Butterfly/index.html
http://www04.u-page.so-net.ne.jp/zc4/ottwaki/bookreview29.htm
 
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