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僻村塾記録 H18.11.2 19:30〜

地方文化と手の仕事 塩野米松氏

昨日まで角館にいた。
毎年,文化の日の頃に初雪が降るが今年はまれにみる美しい紅葉。
台風が一度も来ない年は今までなかった。
今年は黄砂のようなかすみ、きのこもとれない。
お盆にトンビマイタケでだしつゆをとって食べる。
今年は
9月8〜10日祭礼の頃に生え,例年より3週間遅れ。
ブナの不作でどんぐり少ないが、栗は豊作。
クマは栗など一度に食べつくさない。
栗を食べるのが上手で、何回かにわけて食べる。

ミツバチ・レンゲ・栃。
熊の糞(栗を食べると、白い羊羹のような、コンクリートのような形の柔らかい物
木の立ち枯れはミズナラ・コナラに付く虫が原因で、山形県で21本見つかっている。
びっしりの卵なので、防除は無理。
甘いのか蟻が寄っていたので、に手伝ってもらうのが一番
暖冬のせいで虫が広がっている
                                                       

秋田県は最低賃金が全国最低で1時間@610円、タクシーの初乗640円
地価は東京は上がりつつあるが、秋田は下がる。
拠点になるガンセンターの指定なし
産婦人科医がいない
自殺率は人口比に対して高い
角館に仕事場を移して13年、地方の文化をもう一度考え直さないとダメだと思う
S35S36年の減反政策、八郎潟の埋め立て
東京オリンピック景気に東京へ出稼ぎへ行く
S37年中学校卒業の中学校は8クラス、S21年生まれ 52人のうち26人が集団就職した
地方から東京に働きに行っているので、地方交付税はもらうのが当然だと思っていた。
角館はこれといった産業がない。
桜並木が残っているが、誰かが残してくれたものを引き継いでいる

工業化の終焉の時代、地方で手仕事をする人たちに会ってきた
もう一度基本に帰らなければ・・・。
西岡常一さんの時のかわら職人の話 瓦・・・昔、日本にはなく、草葺きこけら葺きだった
仏教伝来により大寺の建設、瓦博士も入ってきた
磁器・焼物は高価 瓦の重さで止める(16kg)
寺と同じ年齢の瓦がある。飛鳥・白鳳・・・小さく・形・カーブを描く
唐様VS日本古来の家 桧皮・コケラ葺き・・・穴を空けて止める
国風文化・・・瓦が廃れる
鎌倉・室町時代に日本で一番すばらしい瓦が生まれた。木造建築が長持ちするのは瓦職人のおかげ・・・西岡さんの言葉
瓦・・・地元の土で作る(重い・資源)、地元のやり方で風土に合わせて作る
奈良・能登(割れやすい 黒塗り)・三州
山本清一氏・・・今自分の所のものが一番と思っている
瓦・・・水が沁みこむもの 寺・・・平瓦・丸瓦(下に土を置く)
東大寺解体修理・・・1300年前の瓦がある 硬く丈夫に焼く方法
法隆寺・・・建物を長く維持する方法を考えた
本質によって変わっていく



手仕事・職人技 原始的 爪楊枝・・・98%河内平野で生産
柳・空木・黒文字の木がたくさんあった・・・歯に当たった時、柔らかい材料 
房楊枝・・・お釈迦様が薬になると教えた

江戸時代やイスラムの人は日常的に使っていた
屋久杉 40〜50年前に人が入る 90%人の手が入っている
平木にして背負って運ぶ 60〜70%切り倒された
斧で木を倒して割る
土埋木・・・風で倒れる
板目に割れるところだけを使った
室町時代からのこぎりが使われるようになった

資源があって売る場所がある
ブランド(河内長野の黒文字) 今はお茶席用に一人の人しか作っていない
ポプラ・白樺・・・茹でて桂剥き、幅に切る 穴に通す
北海道→中国

天津スダレ・・・ヨシが生えている所で作れた 単純な形 筵を編む形
御簾・・・高級品 次の要求に対応していくことで健全に伸びていく
瓦・・・形・雨が漏らない・長く持つ・踏むと割れる

角館 人口15,000人 仙北市30,000人 川越市のほうが野菜が安い
いい品物・・・美しい・丈夫・安い
本質からズレても、本質を追求していくと、東京集権の日本の国ができあがった
文化情報をすぐに入手できる
文化の中央集権化、おこぼれをありがたいものとしてきた
こんなに疲弊している地方
気持ちのいい生活 都会のプログラマーは時給@2000円、地方では@610円
所得に三倍の格差があるのに、多大な出費
視点を変えなければいけないのでは?
手仕事の根本に立ち返る
コンバイン・・・わら細工ができない
石油・・・中国が買い占めている
かつて手仕事とした材料が山ほどある
物によっては周囲にたくさん残っている
改めて文化を考えないと、国のみそっこ
                  

東京の大学・いい会社・勉強したいひとがいけばいい
一人が考えたところで変わらない
ドイツ・・・4軒・7軒の村もある EUの規則
本質に戻る 考え直す習慣を考えるべき
自分の家でなわをなう・・・畑で土に還る
神社の注連縄・・・○○○のおじいちゃん
お礼に米一握り 子どもが見ていく
                                                       

材料→何に使えるか
こういうものを作りたい・・・材料選び
自分でも作ってみたい→売れるかもしれない
赤毛のアン プリンスエドワード島 ジャム・陶器・パッチワーク
等価交換・・・地方文化が元気を取り戻す時の基本
人のいない山・川 → 十分楽しいぜ!
人間が移動することでお金と文化も付いてくる
手仕事の人を見ていて思う・・・地域・自然・自分たちのことは自分たちで守る
畠山しずかの事件・・・ここまで心がすさんでいるのか
行政に頼らない方向
ポルトガル・・・馬車の通っていた石だたみ
町づくり・・・皆が積み重ねてきたものでいいのでは?
景観条例・・・守るのは何?暮らしのため?美しさ?
   

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