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僻村塾記録 H19.6.16 19:30〜

     「バスター・キートンのGo West!」(1925年)
                                   高橋治氏 
真野響子氏

 バスター・・・何もかもめちゃくちゃにしてしまう
 映画史上不屈の名作を残した
 チャーリー・チャップリンを私は買わない。チャップリンの前にバスター・キートンがいる。
 チャップリンとは芸術としての高さが違う、チャップリンは大したことない。
 最高の映画家はキートンと言い切る人がいない。  
 長編喜劇映画が何本かある。小松いろり塾では何回か見た。
 キートンって何?・・・文化・文明の程度の問題に真っ向からぶつかる。

 渥美清・山田洋二を見て笑う人はキートンを笑えない。程度が低い。
 大船の映画人30年前、あんなのは喜劇に入らない   
 ちゃんとした形を持った長編喜劇はない。

 「The General」(機関車の名前)・・・日本の映画のある種の限界を示す。
 南北戦争の時代を描く。キートンはスタントを全く使わない人。彼自身が全て演ずる。
 最高の俳優、全く笑わない人。
 最高のギャグ。キートンのライバルが「悔しかったら笑って見ろ」と言ったとか。
 4歳で初舞台。

 「Go West」・・・乾いた笑いの作品。破壊的な滑稽さをまねる人なし。
 ニューヨークの中で牛を走らせる。最後まで隠している。
 1895年機関車が花形。
 喜劇役者はハンサム(二枚目)。益田キートン・三木のりへい・・・きれい。伴淳・・・紳士
 白塗り・・・二枚目
 亡くなる10年前、パリで凱旋興行。
 パリ時代(高橋先生)映画を見た。キートン・・・直覚派 チャップリン・・・盗み役 ロイド
 サイレントからの時代、演技力あり。
 パリで小津の映画を見て、再認識した。
 小説に書いた小津、パリで映画を見たことが収穫。
 1年パリにいて、映画・芝居ばかり見た(40台の頃)。アメリカはもう少し後。
 文化庁の仕事で、日本の中で実績のある人をパリに留学させる。
 今東光さんが始めた制度

 伝統のある文化なので、機会があったら見てほしい。
 物悲しい笑い。

 Q。先生にとっての笑いとは?
 A。チャップリン・・・涙につながる笑い一本やり、お涙ちょうだいの笑い、笑いのための笑い
   内容が上がるほど濃くなる。
   忠臣蔵 勘平の死 お軽 色街に売られる 
        運命の瞬間の積み重なりがその人の将来につながる。その場その場だけ。
        構築性  笑いは日本ではいい例がない。
   助六 勘三郎の酔っ払いは面白い、高級。勘三郎は新しい可能性を持つ。

 Q。監督と俳優の駆け引きは何%か?
 A。いちがいには言えない。撮影所・出てきた背景による。
   真野さんの例、民芸出身新劇俳優、違う。
   最終的には監督のものだよ!監督以上に偉い人はいない。
   演技、劇的な盛り上げ、全て監督の責任。カメラマンではない。
  
 

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