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僻村塾記録 H19.6.30 19:30〜

              「俳句の楽しさ[ 名句の条件」           鷹羽狩行氏

 俳句ブームが50年続く、俳句の時代と言っていい。
 新春俳句(NHKホール)では3000席が満員く
 外国人・・・世界で一番短い三行詩(季語なし)。
 名句とは・・・その人にとっては。
 300〜400年たってみんなの名句になる。

 名句の条件・・・美しい日本語
          一読してわかり、読めば読むほど味わいがある。
 季語という角度から見た名句
 一句の中に季語はどのような働きをするのか
     ルナール 春の蝶 二つ折の恋文が 花の番地を探している
 季語の理解 働きがなければよい句は作れない
     壷に花 女郎花(おみなめし)より他知らず
     何となくよめの涙の気になる母 よめの涙=花いかだ
 行く春や鳥なき魚の目になみだ
       杉森久秀  魚の目で痛くて涙(珍説) 魚は目に涙ではないか。
 俳句は型の文芸 5 7 5 + 季語
    選の文芸 選ばれてこそ
    読の文芸 読みができてこそ。色々な解釈ができるのが名句。
           人々・時代(移り変わる時、俳句を始めた年数)
           秋深し隣は何をする人ぞ・・・秋の寂しさを詠む(江戸時代)
                            都会の断絶(現代)
 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺・・・遠隔操作ができる(現代)
           海外俳句(旅行者として捉える) 国際化によっても変わる 朝の沐浴を詠む
              沐浴の中の一人が泳ぎだす・・・神聖な宗教的なところに遊びを入れる
              神聖な太陽に向かって泳ぐ・・・より神聖になると現地の人は解釈
              反対の思い出作った
           
           母の日に母と太平洋を隔て・・・在外詠(そこに住み、気候・生活習慣を超えて詠む) 
                              大西洋ではないのかという新聞の記事
           コロンビア大 しらねはるお氏 俳句をたたえる
           日本の俳句の偉大さはたえず複数を生み出す。17音全体に響き渡る。

           秋の日に蜂巣を作る法円寺 法円寺蜂巣を作る秋日和
           答えを先に言ってしまうのは? 下五が一番大切 最後が一番大事。
           大事なものは最後にとっておく
           茶摘・・・一番者・二番茶・三番茶・茶畑・茶山 季語によるずれ 季重なりにしない
           雷・・・夏(太平洋側)  冬(北陸)
           啄木忌・・・季重なりになっても目立たない。
           スイカ 朝顔 サッカー(冬) ラグビー(冬) 桃(秋)

     投稿・・・未発表(句会で出したもの)。選者が全国大会の選者になっていない。  
           報告物になっている 詩の形にしてほしい
           切れ・・・48字 名詞止・・・切れ 強く切れる・弱く切れる(〜の)
               ほたるかご暗ければ百合燃え立たず 橋本たか子
               暗ければ百合燃え立たずほたるかごと思っていた。
               おどろき・発想の展開あり。
     海外に行ったときにうまく詠めない・・・多くの人が体験がないのでよくわからない。
            どう伝えるか? ユングフロウヨホ 春の月
           ○ 地名は入れない
           ○ カタカナは使わないで詩情を入れる。大いなる谷で見たものを説明
           ○ 海外俳句1年後、2年後を暖める
           ○ 古臭い比ゆは避ける
           ○ 現地で見たもので何を感じるのか? 推敲するには漢字にするかひらがなにするのか?
      漢字ばかりで畳みかける・漢字とひらがなの混合
              東山回して鉾を回しけり・・・どちらも漢字がよい 東山というありえないものを回す
              まわすでは力不足
              つくづくと寶は良き字寶かな
     季語が動く・動かない・・・つきすぎてはだめ、離れすぎてもだめ
              付かず離れず・・・全ての美に共通する
 

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