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「幼児と絵本の世界」 H16. 2. 8 松岡町立図書館

図書館の夢を語る会代表 坪川祥子さん

 参加者  家庭で・ボランティアで読み聞かせをしたい人が半々
 芥川賞受賞者 金原ひとみさんの親が「婦人公論」に本によって子どもが救われたと書いている

 自分の体験から本の力を実感することは・・・
 こどものとも「おでかけのまえに」筒井頼子作 林明子絵
 赤木かん子さんはこのシリーズが嫌い→子どもの不安をテーマにする必要なしと言っている。
 ハラハラドキドキが好きな子・嫌いな子があり本との出会いは個人的なもの。
 絵本を読むときに、子どもが絵を読んでいる時間に子どもをチェックするのは失礼である。
 解説も質問もしない。
 絵本は一人で本に出会うように作られている。
 4才〜9才の子どもは、予測してその通りになる、自分がストーリーを作っている気になる。
 2才半ごろ 「お母さん聞いて聞いて」という頃からストーリー性のあるものが読めるようになる。
 1才半ごろ 言葉かけ・童歌     授乳中にテレビ・携帯7割の親というデータ・・・大切な時間を捨てている
   シンプルな本がよい 犬・猫の絵のみ(背景なし)
  「くだもの」平山和子作 「もうすぐおきるかな」松野まさ子作 やぶうちまさあき絵
  実物を絵が一致することが楽しい。実体験と一致することが楽しい
 子どもはその時一番必要とするサインを持っている
 自分の子どもが1才半頃「おでかけのまえに」を読んでいた。まだよくわからない年令の時に何故?と考えた時に、転居・仕事を辞めて育児に専念し始めて色んな葛藤があった頃。この本を読んでいる時間は心地よい時間だということを子どもが知っていたから、半年間ほど毎日読んでと言ったのではないか。
 人間は社会的なもの、人への信頼感を持たないと不安
 本・童歌を聴くことで言葉を良いものだと思える。
 言葉は自分の中でもやもやしていることを言葉にして考えることができる
 少年院入所者が「俺、怒っていると言葉で言えばよかったんだ〜」
 言葉は人間らしくあることの第一歩

 「三びきのやぎのガラガラドン」マーシャ・ブラウン絵 瀬田貞二訳
 4才ごろから。橋は、人生は自分の足で歩くことを象徴している
 自分の心の中にヤギの心細さ、トロルの恐さをしっかりイメージできていれば声色は必要ない。
 読み手が見える時は失敗。
 三びきめのヤギ・・・トロルより大きく描いてある→きっちり書いてある
 解らない言葉・・・火かき棒 後での楽しみ
 ストーリーに関係ある言葉でわからない言葉はない
 串刺し・こっぱみじん・・・グロテスク・暴力シーンがない
 トロル・・・命を奪うほど悪い者がやっつけられる
 5分ほどの間で人生をシュミレーションしている、人生を歩く力を得る
 
 「三びきのこぶた」 〜9才まで。 たまたま出会った人にわらをもらった。
 3年生以上になると外からどんな話かを見る。三匹目のこぶたが二匹のこぶたを食べた狼を食べた・・・こぶたもたべた。
 
 「もこもこもこ」 0才〜80才 谷川俊太郎文 元永定正絵

 「もりのなか」 エッツ お父さんの言葉 「きっとまたまっててくれるよ」・・・自分の体験に基づく言葉

 「ピッツア ぼうや」 こどもの味方 90才を過ぎて出版
 自分が子どもの頃、母の割烹着の端を握っていた。
 仕事の一段落したときに、「何枚おろしにしましょうか?二枚おろし、三枚おろし?」と遊んでくれる。
 少しでも長く自分に関わってほしいので「三枚おろしでお願いします」→手刀で背中に2回切り目を入れてくれた。
 そういうことを思い出した。子どもの育児時代にも思い出さなかったことを、この本を読んで思い出した。
 あなたの中にあった子ども時代のことを、きちんと子どもに伝えていますか?
 楽しい思い出をきちんと子どもに伝える。

 読み聞かせ・・・子どもと親しい間柄ではないので、ていねいに準備を。好きな本を、感受性を届けるねうちのある本を届ける。
 「絵本の世界 子どもの世界」松岡享子さん・・・迷った時に読む本
 子どもに対して誠実であるべき。たくさんの本に出会うことはない
 子どもたちの最高のほめ言葉はただ一言「面白い!」それも自分の言葉で「おもっしぇえ!」。

 質疑
 「かいじゅうたちのいるところ」は自分では好きではなかったが、子ども達に受けた。どうしたら良い本かどうか解るのか?
 子どもに学ぶ、子どもをよく見るしかない。
 二人1組みになり、読まないときは子どもの表情をよく見る。
 経験から積み重ねるしかない。
 

 

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