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平成16年度第3回読み聞かせセミナー H16. 8.21 教育センター

図書館の夢を語る会代表 坪川祥子さん

 本屋さんでの読み聞かせの時にすみれちゃんに会った。
 福井豪雨でお泊まり会も中止になった。
 3年生の子ども・・・、どうかよその家でおとなしくしていてほしい。
 親が一日災害復旧のお手伝いに行っていて、お留守番で一日過ごすことそれがお手伝いだと子どもにきちんと伝えているか?
 今年の夏は大変だったけど、あなたも大変だったねと一言言ってあげてほしい。

 鹿島和夫さんの「地震なんかに負けないぞ」・・・子どもが今どういう思いでいるか真っ正面から見つめる
 子どものことをしっかり見つめた人が書いた本で子どもがわかる
 
 写真絵本「トンボしょうねん」(福音館書店「ちいさな かがくのとも」9月号)石亀泰郎 写真と文
 トンボ少年になるには10匹のトンボを捕まえなければなれない。1匹目を捕まえる顔から9匹目を捕まえる顔が、成長している。
 赤ちゃんから少年の入口に変化している。
 本を読むことは子どもにとっては実体験と表裏一体 → トンボを捕まえたくなる

 「かしこいモリー」・・・モリーが大男から走って逃げる
 森の中をどんどん歩く・・・殿下小学校の子どもたちはよく聞いた。毎日通学によく歩いている。
 実体験が本を読む力(想像力)を支える。

 家庭では何を読んでもOK
 帰りの遅いお父さんが子どもの寝顔を毎日見るだけでもその姿勢が子どもを育てる
 信頼を崩す本の読み方・・・字を覚える・しつけのために
 楽しい時間であればOK

 グループでの読み聞かせ
 90%は本の選び方から
 自分の子どもに本を読んだことしかない人が、この本を読むことで子どもを本から遠ざけているかもしれない

 「でこちゃん」 つちだのぶこ箸 課題図書 面白くない、からだのことを話題にするのに抵抗がある。
 作者の登場人物への溢れんばかりの愛情を感じない。
 作者から登場人物への揺るぎない愛情が悪者であってもあるはず。
 
 「かわいそうなぞう」つちやゆきお(文)たけべもといちろう(絵)
 表紙・・・三びきの象 子どもは主人公に同化するが三匹いると絞りきれない
 題名のかわいそう・・・こどもにはわからない
 外から見た表現で同化させていない
 センチメンタル・・・人間の感情をわざと揺すって泣かせる
 「シンドラーのリスト」 → 涙を流すように計算してつけ込みたい
 中野重治が批判している わざわざ悲しい感情を揺さぶらなくてもよい
 本物に出会えば、子どもは感受性豊かだから感じ取る
 届かなかったものは残らない → やらないほうがいい
 引き受けるならとびっきり面白いもの
 子どもにすとんと届いて10年〜20年もたってから蓋が開く
 自分がもうだめと思った時に、ぐっと勇気が湧いてくる(本の中で一緒にやっている)

 ボランティア・・・日常の風とは違う風を吹かせるために行く
 本・・・今流れている時間とは全く違う時間が流れている
 日曜日のお話会が成立しない・・・集中できない
 切替に本は有用である
 本を読むとものを考える人になる
 思春期に親にパワーをぶつけてくる、それを引き受ける用意があるのか?
 本が子どもに届く → 子どもの心の中に変化を引き起こす → 一人の大人として引き受けられるか?
 お話会の最後に願いごとをする・・・強く願うと願いはかなう
 子どもにとってしっかり願うことはとても大切
 ろうそくを消すまでの間に願い事を決めなければならない
 自閉症の子に付き合う・・・真剣に向き合えば、何が起こるかわからない
 本を出版することで何を引き受けることになるのか、覚悟した上で本を届けてほしい

 分かち合うこと(喜び)と向き合うこと(子どもの作品と)
 斎藤惇夫さん・・・「ナルニア国ものがたり」を図書館に置くかどうかで6年間検討したアメリカの図書館員
 大好きな人との大好きな時間があったことがとても大切
 「子どもにとってはどうかしら?」「子どもはどうだった?」
 読み聞かせる人は大好きな絵の額縁である

 エッツ・バートン・ホフマン・レオ・レオニなどの名作絵本
 「絵本の喜び」松井直
 「幼い子の文学」瀬田貞二 岩波文庫

 迷った時には基本に戻る
 
 

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