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「スライドで旅するイギリス児童文学 第九軍団のワシ」  講師 池田正孝氏  H16.11.20 福井大学


池田先生

 「第九軍団のワシ」のルーツはルッフオーツ。サトクリフが踏み跡を辿ったに違いない実感を与える。
 「運命の岸」の舞台。周囲の風景が作品の舞台と一致している。
 描写の中で頭の中にありありと実在の風景が浮かぶ。
 日本の作家は頭で作り、リアリティがない。
 サトクリフの作品にはリアリティがある。
 「灯をかかげて」の中に一行、「東の方から数キロ離れた砦」という描写がある。その土地が特定でき訪ねた。

 主人公のマーカスは怪我により軍人としての命を断たれたが、新しい夢を探し求める前向きの姿勢。
 サトクリフの作品は障害を体や心に持つ主人公が、生きる糧を求めて前向きに生きて行く作品が多い。

 今息苦しい時代 → 20C末社会主義の崩壊 。
 アメリカのブッシュのイラク攻撃のよる10万人のイラク人の殺害 アメリカ軍1200人が亡くなる。
 アメリカの中でカナダ移住を希望する人もいる。
 日本・・・10年続く不況 年間3万人の自殺者 10月の新潟の震災・洪水・フリーター・引きこもり。

 現実を切り開くサトクリフの作品は指針となる励ましの本。
 中学生高校生それ以上の人にも読んでほしい本。
 終戦の食べ物のない大変な時代でも、未来が輝いていた。
 生活が苦しくても希望を持つことが大切。

 ロンドンのパディントンから25分の所のあるレディング(READING)の、博物館3階に40cmほどの青銅のワシ(eagle)がある。
 ローマの神様ゼウス大帝のシンボル。第九軍団の旗の上に付ける印

 エクセター・・・軍団跡 カレバ・・・ローマの植民都市
 チェスタ・・・砦・兵舎・上下水道・お風呂の跡あり 2000年前 AD100〜20年頃
 マイルストイーン 1マイルごとに埋め込まれた石
 ビンドランダ・・・湿った板に蝋を塗って手紙を書いたものが3000枚見つかる。ローマの百人隊長の奥さん同士の手紙有り
          1970年に発見された
 トリモンチュール・・・ウオルター・スコットの屋敷跡
 エジンバラ・・・ローマンウオール(土塁) アントニーウオール AD100年頃のもの
 ロッホローモンド((ダンバード)  

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