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「子どもたちの未来にかかわるものとして絵本を考える」  講師 正置友子氏  H17.10.18 ユー・アイふくい

はじめに

 今年イギリスに1ヶ月間行ったが、荷物を初めて重いと感じた。あと20年は文庫をしたい。
 絵本で勉強したいことがテーマごとにいっぱいある。
 今子どもたちの初めての絵本を通して一緒に楽しみたい。生きているものどうしの暖かさを感じたい。
 赤ちゃんは考えている。伸びよう大きくなろうとしている姿に圧倒される。
 ボランティアが日本中にたくさん増えて心配している。
 栃木県宇都宮へ講演に行ったとき、何か困っていることがないかと聞いたら、カラオカおばさんに困っている。
 絵本・子どものことを勉強していなくて、子どもの前で本を読むことに酔いしれている。
 2000年前から文庫・読み聞かせをしている人→自分から
 2000年後からの人                →国の政策
 かつては文庫連の組織があった。今は組織にも入らない、勉強もしない人が多い。
 一人で活動している人が増えて困っている。・・・自分に力があると思っている、元教師が多い。
 子どものことをよく知っている、子どもの本をよく知っていると思っている。子どもたちのために言ってほしい。
 本を読むことは大変で、責任を持たなければならない。
 一冊の絵本が子どもの心に種として残ることを心に置いて読む。
 表紙から裏表紙まで読む人が自分でよく知っているように。
 子どもたちに読むことで、あ〜!と種が大きくなる本。
 子どもの前で読むことに責任を持つ。

2005年夏
 

 国際児童文学夏季大会講師で参加。隔年開催で今年で3回目。
 絵本をパワーポイントに入れなければならなかった。
 イギリスローハンプトン大学で国際児童文学夏季講座 
 
 講義@ヴィクトリア王朝時代の絵本について
 
 授業@日本の昔話、桃太郎を中心に1時間講義1時間討論
      全員初めてで明治〜今までの桃太郎
 
 授業Aあかちゃんは本当に絵本が好き?「いないいないばあ」絵本を中心に
      ブックスタート 1992年イギリスから始まる。日本は2000年から。
      今イギリスは危機にある。50%を切る。お金がない(イギリスかカンパ)
      支援センター 800カ所 支援センターを通さない 同数 合計2000カ所
      お金がないと言われ増えている。
      感性・想像力の豊かな子になってほしい。保育園・幼稚園・学校図書館の予算・司書の配置増えているか?
      企業に図書館が増えている。1年間に1万人の司書が増えている。派遣会社が司書を雇っている。
 
 授業B絵本に描かれた母親のイメージ 「ラブ・ユー・フォーエバー」
      問題点を比較 日本人の好きな傾向
      世界中で二つに分かれる
      20才・・・一番子どもが母親から遠い、批判的に見る年頃
      絵本を見るときの年齢・状態によって変わる

 国際児童文学学会 アイルランド・ダブリン・トリニティ・カレッジ
      次回は日本で実行委員長
      第二次大戦中・後の日本の絵本に見られる検閲された子ども時代
      絵本に表現されたイメージは子ども読者に美意識やイデオロギー観を植え付ける。
      今の絵本を理論で切る発表が主。
      過去を振り返る、児童文学が果たしてきたマイナスの部分を振り返る。
      つまらない絵本が多い、いつも人生はおもしろいよ〜。
      絵本が確実に移りつつある。
      産む性である私たちが絶対に人を殺すことはいけない。
      歴史(過去)から学ばないといけない。
      9.11ブッシュ 我々は十字軍にならなければならない。
      エルサレムを自分たちのものにする、みんなの土地なのに・・・。
      イスラムの人を・ユダヤ人を・日本人を全部殺さなければならない・・・?。
      ホワイトは立派・賢い、カラードは劣る・・・。
      日本に2回も原爆を落とした・・・2種類の実験をする必要があった。

      一人一人がすっくと立てる人になってほしい→大江健三郎
      子どもたちと絵本をシェアーすることで、食べる・遊ぶことの中で、横の人と手をつなぐ人になってほしい。
      ただおもしろい・おかしい・可愛いものだけでなく・・・。

これから

 @「こんな絵本があった」展示とシンポジウム
   戦後60+1周年子どもの本・文化プロジェクト主催
   展示資料 アメリカ・メリーランド大学図書館所蔵のプランゲ文庫、大坂国際児童文学館、大坂教育大学
   会場    大坂歴史博物館
   日程    2006年6月中旬〜8月中旬 
   内容    戦争中と終戦直後の子どもの本と文化をその前後も含めて歴史の中で位置づける。
          展示:子どもの本と文化の歴史、教科書、大坂の本(ひかりのくに・大坂書籍)・検閲・原爆・沖縄
          シンポジウム・講演
          子どもたち対象のワークショップ

 A国際児童文学学会 2007年大会
   会場   京都国際会館
   日程   2007年8月最後の週
   目的   世界の児童文学研究者が研究発表を通して交流し、児童文学を一層深める。

     

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