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                            山の開国者大野藩             H18.6.11
                                                     童門冬二氏
「海の街道」の時代背景
銭屋五兵衛の河北潟干拓、密貿易の無実の罪で投獄され、獄死する。
全国で土井利忠公と同じことをやっている。
幕末には270くらいの藩があった。
幕藩体制とは武士の武士による武士のための制度である。
幕府とは戦場に幕を張り、戦いの軍政を考える
藩は垣根・囲いの役割を持つ。
10割自治、自給自足であった。
産品に付加価値を付け藩外に売る。藩と藩の間には国境があった。
関所・舟番所があり閉鎖性を持つ。
経済・経営(商)をバカにしていた。

土井利忠は士農工商を縦の制度ではなく横に考えようとした。
農(食料生産)工(技術者)商(その地では生産できないものを届けてあげる、木綿・ろうそくなど東北ではできない)、同行二人(行商人)・・・仏様がついている。
天から命ぜられた仕事、我々(武士)がこのこと(商売)をしても悪いことではないと考えた。
土井公は、じょ(恕)を藩政の根本に置く。
恕とは常に相手の立場に立つやさしさと思いやりの心。

大野藩の特性・・・天正4年金森長近が一向一揆を打つために入封。
織田信長は信仰の大切さは認めたが、政治権力と結び人事まで及ぶのは問題があると考える。
金森長近は大野郡の2/3の領地をもらう。
城下町は普通は攻めにくいようにジグザグや行き止まりなどの町割りが普通だった。
金森長近は碁盤の目の町割り、攻めやすい。
平和を志向していた。商業を大事にする。

これを生かして土井公は恕の精神を進めた。
土井公は小関三笑・勝海舟・佐久間象山・緒方洪庵に学ぶ。
明倫館は武士・一般町民の子弟も入れる。内山・早川氏が土井公を支持
奥越にいながら開国思想。
グローバリズム・グローバルな視点・ナショナルな視点・ローカルな視点を佐久間象山に学ぶ。
平松守彦大分県知事が一県一品運動を提唱するが、車えびを養殖するのにただ自分のことだけではなく世界はどうなっているのかを見ながら自分の位置を確認する。
佐久間象山は長野県の象山神社に詩があるが20歳で長野県人であることをわかった、30歳で日本人であることをわかった、40歳で世界人であることがわかったと書かれている。
土井公は幕末にあってすでに世界人であることを知っていた。

吉田松陰も同じ考え方。
長州藩を改革・日本の改革・世界の改革。
単なる山国の一住人ではない。
県・国・世界全体の視点を持つ。

具体的にどうしたのか?
本多利明が経営コンサルタントとして行財政改革の指導をした。
海に国境はないと言った。陸も同じ。人・物の流れを国内中にしないと伸びない。
文化性は異質な文化に触れることによりお互いに高まって行く。
物の交流→文化の交流→市民の交流→政府の交流の順番。
還日本海活動を活発化することで対ロシア国交を回復したい
舟番所・関所をはずす→幕府・藩が困る
幕府・・・自治権の保障 → 本多利明は幕府により嫌われた

本多利明は加賀藩にも指導 加賀藩家老が銭屋五兵衛に指示、私的に活動。
大野弁吉はカラクリ人形の名手(茶運び人形)、オーストラリアまで行く。
何ヶ国語かを話す。弁吉は咎を受けなかった。
銭屋五兵衛は嘉永5年獄死、嘉永6年開国。
運・天の利・地の利があるのか。
江戸時代の税制は年貢を米で納める。
四万石の5割の税率、二万石の収入。
余った米を大阪に送る。米価をまず決める。その後他の物価が決まる。
3千万の人口、一人一石 三千万石の生産力が決まる。
開国してイギリスはお茶、フランスは生糸に目を付ける。物価に影響を与え上がる。
志士は攘夷論・・・国民の生活が苦しくなったのは開国のせいでは、開国に時間をかけ説明責任を果たせ。
土井公は原因はそうだが、平和思想を基とするなら住民の富(民富)は藩富であると考えた。
改革の三つの壁がある。
物の壁・しくみの壁・心の壁。意識改革からまず行う。

ベルリンの壁の前でケネディの演説(自由には、多くの困難があるし民主主義は完全なものではない。しかし、われわれには去っていく人を引き止め、人々を閉じ込めるために、壁を作り上げるような事は、いまだかつてやったことがない。自由は不可欠なものなのである、一人の人間が奴隷であるときは、すべての人が自由ではない。すべての人々が自由である時に、この街が、この国が、そして偉大なるヨーロッパ大陸が、平和にみち、希望にあふれた地球で、一つになる日を期待し、待ち望むものである。その日が来た時、それは必ず来るのであろう。どこに住もうとも、すべての自由な人は、ベルリンの市民であるといえる。そして私も自由な人間として、この言葉に誇りを持つ・・・「私は、ベルリン市民」である。 )が心に残る。
東の経済事情により壁を壊す。東西ドイツの統一。

士農工商の身分制度を壊す。商の世界へ土井家が飛び込む。大野屋を作る。
商に価値を与えるだけでなく、商行為の範囲内で行うことは認められること
藩祖土井利勝公は家康に顔が似ていた。家康の隠し子かという噂。特権あり。
1678年金森長近の後大野に入封、町並みを踏襲する。
大阪への米の積み出し敦賀港・三国港・小浜港で行われた。情報の交換が一番大切。
本多利明のよる銭屋五兵衛の活動は私的なものに留まる。
土井公・・・大野藩・日本国・国際社会のグローバリズム。
大野藩が富むことは日本が富むこと。国際的にも注目される。

大野丸は品川で進水式を行う。日の丸の旗を掲げる。日本の代表。
北方(蝦夷)を目指す。山国から北方へ移住しよう・領土を移したいと考えた。
国防上蝦夷は幕府直轄地である必要があった。
スピリット チャレンジ精神(不可能を可能にしていく精神)
土井利忠 号は松→松廻社
行政需要を幕末でよく押さえていた。

IT社会では選ぶ(他との違い・差異)ことが強まってきた。
そこでなければ提供できない なら・らしさ(CI コーポレイション・アイデンティティ)
大野の地域特性・・・静か・水の美しさ・街づくり等欲をかかなければ静かに暮らせる。
六日市・七日市VS朝市(毎日)
いいものをたくさん持っている。それだけでいいのか?
人間のかくありたいことを認識する
1 平和にくらしたい・平和社会
2 豊かにくらしたい・失業・雇用
3 平等にくらしたい・差別(男女・学歴・生涯)
4 ただしくくらした・社会正義
5 生涯学習したい・自分を高めていく
6 パフォーマンス・学習発表 フィードバック
6条件を完全に具備するものは何か?
全日本的にも全世界的にも良いことはない。専有はしないで伝えて行く。

今の地方自治が目指すもの
自治体が選ばれる。 らしさ・なら
生まれるのなら大野市
働くなら大野市
学ぶのなら大野市
死ぬのなら大野市
一人一人がらしさを持ってほしい
無言の教育をしている(家庭・学校・地域)
らしさを生むことが生涯学習の目的
三方よし・・・自分よし・相手よし・世間よし
風土が高い
私が死ぬなら釧路市・大野市・唐津市か。 
都庁勤務時代 職員30万人 部下が200人 3つのランクに分ける
A 言わなくてもわかる B 言えばわかる C何を言ってもわからない
今前立腺で夜中に目覚める。眠れない、昔の部下がやってくる
高僧に相談、自業自得だ苦しめと言われた。一期一会の意味を知っているか?
学べる人・語れる人・学ばせる人
心の持ち方 
ルタ−の「たとえ世界の終末が明日でも今日私はりんごの木を植える」
この言葉が好き。誰かのためにりんごの木を大切に育ててほしい。









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