「長い旅の途上」

 

 亡くなられてから雑誌等に発表されたエッセイを1冊にまとめたもの。読んでいて、本当に共感することが多くて、自然に涙が流れてきてしまうような、心の琴線に触れてくるような文章がいい。

 厳しい大自然の中で、存在するのは、自分と他者。そんな環境では、自分と自分以外の物(者)を分けるものは何なのだろう。悠久の自然と日常の生活。すべてのものに平等に流れる時間。野生動物や植物と自分。自分自身の内面との対話、自分はどこから来てどこへ行くのか、死語の世界、人類の出現する前の世界。考えさせられることも多い。

星野道夫に戻る 

home